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開催日:2012-07-27 平成24年外郭団体に関する特別委員会 協議事項・名簿
開催日:2012-07-27 平成24年外郭団体に関する特別委員会 本文

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  1. 神戸市議会 2012-07-27
    開催日:2012-07-27 平成24年外郭団体に関する特別委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時1分開会) ◯委員長(むらの誠一) おはようございます。ただいまから,外郭団体に関する特別委員会を開会いたします。  本日は,委員会運営並びに建設局関係3団体の審査を行うため,お集まりいただいた次第であります。  まず,写真撮影の許可についてお諮りいたします。  自由民主党さん及びみんなの党さんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありましたので,許可したいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(むらの誠一) それでは,許可することにいたします。  次に,委員各位の座席につきましては,正副委員長で相談の結果,お手元に配付いたしております定席表のとおりといたしましたので,ご了承願います。 3 ◯委員長(むらの誠一) それでは,協議事項によりまして,委員会運営についてであります。  本件につきましては,去る6月26日の当委員会理事会において協議しました結果,別紙委員会の運営について案のとおり決定いたしました。  また,当委員会の審査対象団体は,去る6月21日の市会運営委員会において,別紙一覧表のとおり39団体と決定されております。今後,この方針により委員会を運営してまいりたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 4 ◯委員長(むらの誠一) それでは,ただいま決定いたしました委員会の運営方針に基づき,当委員会を運営してまいりますので,委員各位のご協力のほどよろしくお願いいたします。  次に,当委員会の審査日程についてであります。  日程につきましては,理事会において協議しました結果,お手元に配付いたしております一覧表のとおり実施することにいたしたいと存じますので,ご了承願います。  また,今年度も本委員会の実地視察を行いたいと存じますが,具体的な実地視察箇所及び日程については,正副委員長に一任いただくことにいたしたいと存じますので,あわせてご了承願います。  それでは,これより順次審査を行います。  委員の皆様におかれましては,建設局が入室するまでしばらく自席にてお待ち願います。
    (建設局) 5 ◯委員長(むらの誠一) これより建設局関係団体の審査を行います。  神戸市道路公社,公益財団法人神戸市公園緑化協会及び神戸地下街株式会社について,当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 6 ◯中島建設局長 失礼します。皆さん,おはようございます。  それでは,建設局で所管しております神戸市道路公社,公益財団法人神戸市公園緑化協会,神戸地下街株式会社の事業概要につきましてご説明申し上げます。  お手元の平成24年度神戸市道路公社事業概要の1ページをお開きください。公社設立の趣旨についてご説明申し上げます。  昭和45年に地方道路公社法が制定され,本市においても特に市街地と西神及び北神地域を連絡する幹線道路網の整備・拡充が急務となり,法に基づき昭和46年4月に神戸市道路公社を設立いたしました。  2ページをお開きください。  公社の概要についてご説明申し上げます。  所在地は,中央区港島中町4丁目1番地の1でございます。  平成24年7月1日現在,基本財産は498億9,585万円で,その全額を神戸市が出資しております。  3ページをごらんください。  下段に掲げております公社への債務保証額でございますが,神戸市道路公社債務保証は469億8,460万円,有料道路整備資金貸付債務保証は207億8,985万円となっており,これらは公社債券及び長期借入金に対する債務保証でございます。  4ページには公社の機構,5ページには役員の氏名・職員数を,6ページから10ページにわたり定款を掲げております。  11ページをお開きください。  平成23年度事業報告につきましてご説明申し上げます。  事業の概要でございますが,六甲・六甲北・六甲北2期・西神戸及び新神戸トンネルの各有料道路及び神戸駅南・荒田公園・三宮中央通り・大倉山・箕谷の各駐車場の維持管理及び料金徴収業務を行いました。  路線別の通行台数及び各駐車場の利用状況の推移を掲げております。23年度の利用状況でございますが,中ほどの有料道路計欄にありますように,1日平均通行台数が9万5,365台であり,前年度と比べると減となっております。これは,高速道路の1,000円を上限とするETC休日特別割引や無料化の社会実験が平成23年6月19日をもって終了し,全国的な高速道路の交通量減少の影響により通行台数が減少したことによるものでございます。  また,駐車場につきましては,最下段の駐車場計欄にありますように,1日平均駐車台数は2,208台であり,前年度に比べると若干の減となっております。  12ページをごらんください。  平成23年度損益計算書につきましてご説明申し上げます。  費用・収益の部ともに98億6,105万円となっております。なお,費用の部,中ほどの諸減価償却費のうち償還準備金繰入額は27億7,913万円を計上しております。償還準備金繰入額とは公社特有の会計処理で,収益から費用を差し引いた残額を借入金の返済に充てる償還準備金に毎年度繰り入れるため計上しているものであります。  また,当期利益については,欄外注にありますとおり,箕谷駐車場に係るものとして区分して記載させていただいております。  なお,13ページに平成23年度路線別損益明細表,14ページに貸借対照表,15ページに財産目録を掲げておりますので,後ほどごらんください。  16ページをごらんください。  平成24年度事業計画につきましてご説明申し上げます。  まず,(1)建設計画についてでございますが,西神戸有料道路(5期)事業は,防災機能の向上を図るため,橋梁の耐震補強等の事業を平成26年度にかけて実施します。  次に,(2)管理計画についてご説明申し上げます。  六甲・六甲北・六甲北2期・西神戸及び新神戸トンネルの各有料道路及び神戸駅南・荒田公園・三宮中央通り・大倉山・箕谷の各駐車場の維持管理及び料金徴収業務を行ってまいります。  なお,新神戸トンネル有料道路は10月に阪神高速道路株式会社へ移管し,事業が終了いたします。  (ア)有料道路管理路線の概要でございますが,最下段に掲げておりますとおり,全路線の今年度予定収入は71億2,000万円で,1日平均予定通行台数は9万3,600台でございます。  17ページをごらんください。  (イ)管理駐車場の概要でございますが,最下段に掲げておりますとおり,5駐車場の今年度予定収入は6億3,000万円で,1日平均予定駐車台数は2,197台でございます。  18ページには有料道路の通行料金等を路線別・車種別に掲げております。  なお,表の下の米印に記載しておりますとおり,西神戸有料道路の大型車IIの料金は5月28日から変更し,布引―鵯間は700円に,布引―天王谷間は400円に値下げさせていただいております。  19ページにはETC割引の内容を,続いて20ページには駐車場の料金等を掲げております。  次に,21ページをごらんください。  経営改善の取り組み状況につきましてご説明申し上げます。  神戸市道路公社では,安全で快適な有料道路を目指し,24時間管理体制のもと,ETCの整備等お客様に対するサービス向上など,より利用しやすい道路として提供できるよう努めてまいりました。今後も中期経営計画に基づき,引き続き経営改善に努めてまいります。  まず,これまでの主な経営改善策でございますが,(1)有料道路についてでは,管理経費の節減及びETCの整備等によるお客様へのサービス向上などを行ってまいりました。  23年度では,六甲山トンネル料金所等のETCカード未挿入お知らせアンテナの設置に加え,六甲山トンネルの照明機器の省エネ化など改善を行いました。  (2)駐車場についてでは,利用しやすい料金体系等の導入などを行ってまいりました。  (3)その他では,人員の見直しによる人件費の削減を行いました。  次に,平成24年度における経営改善・サービス向上策でございますが,これまで行ってきた取り組みに加え,(1)質の高いサービスの提供として,西神戸有料道路の道路情報板改築を行い,情報提供の多様化,視認性向上を図ります。  (2)経営効率化の取り組みとして,新神戸トンネル移管後を見据えた組織・人員の見直しの検討を行ってまいります。  (3)今後の経営指針となる新たな中期経営計画の策定に取り組んでまいります。  以上が経営改善の内容でございます。  続きまして,22ページをお開きください。  平成24年度予定損益計算書につきましてご説明申し上げます。  費用・収益の部ともに396億5,966万円となっております。また,費用の部,中ほどの諸減価償却費のうち償還準備金繰入額は306億7,174万円となっております。これは,新神戸トンネル有料道路の移管に伴う処理によるものです。  具体的には23ページに平成24年度路線別予定損益明細表を掲げておりますので,ごらんください。  表の一番右欄の下から2つ目が先ほどの償還準備金繰入額をあらわしております。その欄から左の方をごらんいただきますと,新神戸トンネル有料道路の償還準備金繰入額は290億2,518万円となっております。この要因は,表の下に記載の神戸市の補助金収益及び,これまで公社で積み立ててきました道路事業損失補てん引当金の取り崩し収益を移管処理として計上していることによるものでございます。  なお,道路事業損失補てん引当金とは,公社特有の会計処理で,料金収入の一定割合を費用として計上し,引当金として積み立てることで,経営の安定化を図っているものでございます。  24ページには平成25年3月31日現在の予定貸借対照表を掲げております。また,25ページには平成23年度主要事業計画・実績比較表を,26ページには主要事業の推移について掲げておりますので,後ほどご参照ください。  以上で,神戸市道路公社の事業概要についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,公益財団法人神戸市公園緑化協会の事業概要につきましてご説明申し上げます。  お手元の平成24年度神戸市公園緑化協会事業概要の1ページをお開きください。  協会設立の趣旨についてご説明申し上げます。  当協会は昭和38年に神戸市公園協会として発足いたしました。その後,昭和31年設立の神戸王子動物園協会と平成8年4月に統合いたしました。市民の健康増進,余暇活用の促進及び教育文化の向上に寄与することを目的に,公益事業の担い手として都市緑化,公園緑地及び動物園に関する事業を通じて,市民や行政との協働の理念による潤いと彩りあふれる市民生活の実現を推進し,市民に憩いと安らぎの場を提供してまいります。さらに,市民・事業者・行政をつなぐ役割をあわせ持つことで一層の市民サービスの向上を図っていくため,平成23年4月1日に公益財団法人に移行しております。  2ページをお開きください。  協会の概要についてご説明申し上げます。  所在地は,須磨区緑台でございます。  基本財産は2,400万円で,50%を神戸市が出捐しております。  3ページは協会の機構を,4ページは評議員・役員を,5ページには職員数を,6ページから14ページでございますが,定款を掲げております。  15ページをごらんください。  平成23年度事業報告につきましてご説明申し上げます。  当協会における事業区分といたしまして,公益財団法人への移行に伴い,公益目的事業である不特定多数の者の利益の増進に寄与する事業と,収益事業等である公園利用者等の利便に供するための事業に区分しており,この事業区分によりご説明させていただきます。  (1)公益目的事業1)公益1事業,市民の緑化意識の高揚と緑化活動支援事業でございますが,ア緑化啓発イベントの実施としまして,花のフェスタこうべなどの開催やイ花壇管理事業等のほか,16ページに参りまして,新規事業としまして,エ神戸みどりの夢基金事業を行いました。  17ページをごらんください。  2)公益2事業,利用者満足度を高める公園緑地のマネジメント事業でございます。  ア一般公園の多様な利活用の促進でございますが,(ア)一般公園の維持管理や(イ)運動施設の維持管理を行うとともに,(ウ)その他都市公園等維持管理として公園の遊具等の施設点検を行うほか,(カ)公園の利用促進支援としまして,イベント開催への協力などを行いました。  イ有料公園等の多様な利活用の促進でございます。  (ア)須磨離宮公園でございます。入園者数は24万5,457人でございます。b主なイベントは,春と秋のローズフェスティバルをはじめ,季節に合った多くのイベントの開催を行っております。  18ページをお開きください。  cその他展示及び案内ガイドを行うほか,19ページに参りまして,d神戸女子大とのキャンパス・パーク連携事業やe地域・市民グループとの連携にも努めてまいりました。  (イ)森林植物園でございますが,入園者数は19万7,262人でございます。  20ページをお開きください。  c主なイベントとしては,六甲つつじ・しゃくなげ散策,森の中のあじさい散策,森林もみじ散策など,季節を彩るイベントを開催いたしました。  dでございますが,名誉園長にご就任いただいている真野響子さんには,とんどやき等のイベントにご参加いただきますとともに,多方面にわたり森林植物園のPRと情報発信に努めていただきました。  また,g園内散策ボランティアによる園内ガイドの充実やh神戸親和女子大学との地域連携事業の実施に努めました。  21ページをごらんください。  (ウ)神戸総合運動公園でございますが,c主なイベントとしては,ユニバー記念競技場では兵庫リレーカーニバルアジア陸上競技選手権大会,INAC神戸,ヴィッセル神戸の公式戦が開催されました。グリーンアリーナ神戸では,バレーボールVリーグ女子神戸大会ジャパンオープン荻村杯2011国際卓球選手権大会や超新星コンサートが開催されました。  22ページをお開きください。  gボランティアとの協働によるイベント等の開催として,コスモスまつりや学生との協働によるUNIVER祭等を開催しました。  (エ)その他指定管理事業でございますが,住吉公園・大和公園テニスコート,大原山公園・掖谷公園テニスコート及び駐車場,相楽園について,民間事業者との共同運営を行いました。  3)公益3事業,動物に関する知識の普及と理解の増進事業でございます。  ア動物科学資料館管理運営業務として,(ア)特別展の開催や,23ページに参りまして,(ウ)教育普及事業を行いました。  イ動物とこどもの国ふれあい業務を行うとともに,ウ動物園事業に対する協力として,イベント支援や広報等の協力を行いました。  次に,4)公益共通事業でございますが,ア有料公園等の利用者へのサービス向上と来園者数の増員として5月1日に営業課を新設し,旅行業者等との入園券契約やアウトドア総合メーカーとのフレンドショップ登録を行いました。  24ページをお開きください。  イ協会関連各公園や緑化に関する情報の発信として,ホームページのほか,フェイスブックやツイッターでの発信を行いました。  ウ公園利用者の安全・安心の確保として,AEDの設置箇所の拡大を行いました。  (2)収益事業等1)収益1事業,公園施設等附帯収益事業でございますが,公園利用者のための利便施設として駐車場やレストラン・売店など各種の収益事業を実施しております。  25ページをごらんください。  2)収益2事業,動物園収益事業ですが,動物園利用者の利便施設として駐車場の使用料徴収やレストラン・売店,動物園内の遊具施設等の収益事業を実施しております。  続きまして,26ページをお開きください。  平成23年度損益計算書についてご説明申し上げます。  費用の部は左の欄の一番下の合計にございますように20億6,832万円,収益の部は右の欄の下の合計にございますように21億662万円となっております。この結果,右下の欄内になります税引前当期利益は3,829万円,法人税等充当額144万円を引いた税引き後の当期利益は3,684万円となっており,前期繰越一般正味財産1億6,585万円を加えた当期未処分一般正味財産は2億269万円となっております。  27ページには正味財産増減計算書を,28ページには貸借対照表を,29ページには財産目録を,30ページには収入明細書を,31ページには支出明細書を掲げております。
     続きまして,32ページをお開きください。  平成24年度事業概要につきましてご説明申し上げます。  (1)公益目的事業1)公益1事業,市民の緑化意識の高揚と緑化活動支援事業でございますが,緑化啓発イベントの開催,花壇管理事業等を行ってまいります。  33ページをごらんください。  2)公益2事業,利用者満足度を高める公園緑地のマネジメント事業でございます。  ア一般公園の多様な利活用の促進でございますが,一般公園や運動施設の維持管理のほか,公園を活用した市民主体のイベントの共同実施等を行ってまいります。  イ有料公園等の多様な利活用の促進でございます。  (ア)須磨離宮公園につきましては,豊富な公園資源の充実・活用といたしまして,バラ園等の公園施設の充実を行うほか,関連イベントの実施を進め,公園の活性化を推進してまいります。  34ページをお開きください。  (イ)森林植物園につきましては,3大イベントであるつつじ・しゃくなげ散策など,年間を通じてさまざまなイベントを実施し,魅力ある植物園として観光客の誘致に努めるほか,35ページに参りまして,社会教育活動への取り組みや近隣住民等との協働による公園活性化事業を進めてまいります。  36ページをお開きください。  (ウ)神戸総合運動公園につきましては,市民等との協働事業をはじめ,主要施設の管理運営や大会等の誘致を行うとともに,市民利用の促進を行ってまいります。  37ページをごらんください。  (エ)その他指定管理事業につきましては,それぞれ民間事業者と共同で運営管理を行ってまいります。  3)公益3事業,動物に関する知識の普及と理解の増進事業でございます。  ア動物科学資料館及び動物園ホールの多様な利活用の促進を行うとともに,イ動物とこどもの国ふれあい事業等を行ってまいります。  38ページをお開きください。  次に,4)公益共通事業でございますが,アとして,携帯メール等モバイルを利用した若い世代を中心に集客の向上を行う等の有料公園等の利用者へのサービス向上と来園者数の増員や,ウとして,AEDの管理等,公園利用者の安心・安全の確保に努めてまいります。  (2)収益事業等でございます。  1)収益1事業,公園施設等附帯収益事業でございますが,公園を利用される方々の利便施設において各種の収益事業を実施してまいります。  39ページをごらんください。  2)収益2事業,動物園収益事業でございますが,動物園利用者の利便を図るため,各種の収益事業を実施してまいります。  40ページをお開きください。  経営改善の取り組み状況として,これまでに行ってきた主な経営改善策でございますが,(1)第3次中期経営計画の実施として,PDCAサイクルによる進行管理を行うほか,(2)人員の見直しに取り組んでまいりました。(4)公益法人制度改革に伴い,平成23年4月1日に公益財団法人に移行しました。また,(5)組織の見直しとして営業課を新設し,民間から営業マネジャーを登用しました。  次に,平成24年度における経営改善策でございますが,(1)第3次中期経営計画の実現に向け,引き続き進行管理を行うとともに,次期中期経営計画の策定を行います。また,(2)組織・人員の見直しでは,引き続き組織体制やその配置について見直しを行います。  (3)公益財団法人としての取り組みでは,公益増進の重要な担い手として,公益事業の充実を図っていきます。また,公益事業を実施する財源の安定確保のため,利便施設の充実など収益事業の拡充にも努めていきます。  41ページをごらんください。  平成24年度予定損益計算書につきましてご説明申し上げます。  費用の部は左の欄の一番下の合計にございますように20億1,822万円を,収益の部は右の欄の下の合計にございますように20億1,875万円をそれぞれ計上し,その結果,税引前当期利益は52万円となり,法人税等充当額42万円を除く当期利益は10万円を見込んでおります。  42ページには収支予算書を,43ページには予定貸借対照表を,44ページには予定収入明細書を,45ページには予定支出明細書を,46ページには平成23年度主要事業計画・実績比較表を,また47ページには主要事業の推移表をそれぞれ掲げておりますので,ご参照ください。  以上で,公益財団法人神戸市公園緑化協会の事業概要についてのご説明を終わらせていただきます。  続きまして,神戸地下街株式会社の事業概要につきましてご説明申し上げます。  お手元の平成24年度神戸地下街株式会社事業概要の1ページをお開きください。  会社設立の趣旨についてご説明申し上げます。  昭和30年代の高度成長期の中で,都心には人と車が急激に増加し,歩行者の安全確保と交通渋滞の緩和は大きな社会問題となっておりました。市ではこの問題を解決するために,三宮交差点に地下街を設け,人と車を分離することを計画し,またあわせて神戸の都心にふさわしいショッピングゾーンを建設することで,明るく快適な地下通路を提供するとともに,建設資金の一部とその後の運営資金を確保し,安定した運営を行っていくことといたしました。神戸地下街は,この事業主体として,鉄道各社等の民間企業との共同出資により,昭和38年2月に設立いたしました。  沿革をごらんください。  昭和40年に地下街であるさんちかタウンと神戸交通センタービルを開業するとともに,交通ターミナルとして一体的に運営を開始しました。その後,昭和49年には神戸駅前山側に地下街サンこうべを開業し,平成4年には,ハーバーランドのまち開きに合わせて地下街デュオこうべを開業しております。平成7年の阪神・淡路大震災では,神戸交通センタービルが全壊し,大きな損失を受けましたが,平成9年にはビルを再建し,事業を再開いたしました。  2ページをお開きください。  会社の概要についてご説明申し上げます。  所在地は,中央区三宮町でございます。  資本金は1億929万6,000円で,44.44%を神戸市が出資しております。  3ページには会社の機構を掲げております。4ページには社員数と役員の一覧を掲げております。5ページから9ページまでは会社の定款でございます。  10ページをお開きください。  平成23年度事業報告につきましてご説明申し上げます。  1.事業概要でございますが,平成23年は東日本大震災を境に消費の自粛ムードが高まり,円高や欧州の財政危機なども加わって消費動向が上向かない1年でございました。このような中,さんちかは年間を通じての集客イベントの実施やテナントと共同して行った一部リニューアルが奏功し,比較的順調な売り上げで推移しました。  デュオこうべもさんちかと同様の傾向でありましたが,地下街隣接のホテルや商業施設の閉鎖が続き,来街者が上向かない状況が続きました。  交通センタービルは入居率94%を維持いたしました。飲食テナントは,震災後の自粛ムードで外食が控えられる中,広告宣伝を強化し,通年でほぼ前年並みの来店実績とすることができました。一般テナントは専門学校の退室がございましたが,半年後に旅行会社を誘致でき,前年並みの入居率を維持することができました。  次に,公共通路管理でございますが,さんちか,デュオこうべそれぞれの地下街に設けました公共通路のほか,神戸交通センタービル1階・2階部分の公共通路,JR三ノ宮駅・阪神三宮駅とさんちかとの連絡地下通路等を管理運営いたしました。また,ことし3月に供用開始をいたしましたが,阪神三宮駅東口とさんちか味ののれん街をつなぐ新たな連絡地下通路の管理運営の準備を行いました。  平成23年10月に,兵庫県が津波の想定をこれまでの倍とする暫定津波想定を発表され,デュオこうべが浸水想定区域に含まれたため,新たな浸水対策・避難計画の検討を始めました。  11ページには,さんちか,デュオこうべ山の手・浜の手,3地下街の施設概要とそれぞれの営業収益,交通センタービルの概要と営業収益,公共通路等の管理状況を掲げておりますので,ごらんください。  続きまして,12ページをお開きください。  平成23年度損益計算書につきましてご説明申し上げます。  なお,神戸地下街株式会社は12月決算となっておりますので,平成23年決算の対象期間は平成23年1月1日から平成23年12月31日までとなっております。  費用の部は左の欄の一番下の合計にございますように27億1,405万円,収益の部は右の欄の下の合計にございますように28億5,160万円となっております。この結果,右下の欄内になります税引前当期純利益は1億3,755万円,法人税等4,000万円を引いた税引き後の当期純利益は9,755万円となっており,前期繰越利益剰余金15万円を加えた繰越利益剰余金は9,771万円となっております。  続きまして,13ページをごらんください。  平成23年12月31日決算日における貸借対照表につきましてご説明申し上げます。  資産の部,負債及び純資産の部は,一番下の合計にございますように同額の68億6,539万円となっております。なお,純資産は右の欄,中ほどの少し下にありますように,6億2,400万円となっております。  14ページには収入明細書,支出明細書を掲げております。  続きまして,15ページをお開きください。  平成24年度事業計画につきましてご説明申し上げます。  (1)地下街事業,(2)神戸交通センタービル事業につきましては,引き続きディベロッパーとして,ショッピングセンター及びテナント事業の運営を行ってまいります。(3)公共通路等につきましては,これまで管理通路に加え,平成24年3月より阪神三宮駅東地下線の管理を新たに行っております。  16ページをお開きください。  経営改善の取り組み状況として,これまでに行ってきた主な経営改善策でございますが,業務執行の見直しとして施設管理・保安部門の外部委託,リーシング業者との契約によるリーシング能力の向上,経営コンサルタントを導入しての個々のテナントの経営改善指導等を行ってきたほか,新たな津波・浸水対策等,危機管理体制の強化を図るため,会社を統括する危機管理部門を設置しました。  また,利用者に優しい施設づくりとして,さまざまな障害者に利用いただける,だれでもトイレの設置や音声案内の設置を行ってまいりました。  次に,今後の経営改善の取り組みでございますが,1つ目に平成27年に迎えますさんちか50周年に向けての新たな計画づくりを,2つ目に阪神三宮駅西口周辺の再整備を,3つ目に厳しい電力需給を踏まえ,さらなる省エネルギー化の推進を,4つ目に津波・浸水対策等の防災対策を周辺地域と連携して整備強化を進めてまいります。  なお,デュオこうべの浸水時避難確保計画は,ことし5月に策定をいたしました。さんちかにつきましては,現在の浸水想定区域には含まれておりませんが,今後同様の避難確保計画を策定したいと考えております。  17ページをごらんください。  平成24年度予定損益計算書につきましてご説明申し上げます。  費用の部は左の欄の一番下の合計にございますように25億4,690万円を,収益の部は右の欄の下の合計にございますように28億6,071万円をそれぞれ計上し,その結果,税引前当期純利益は3億1,381万円となり,法人税等1億2,900万円を除く当期純利益は1億8,481万円を見込んでおります。  18ページには平成24年12月31日決算の予定貸借対照表を,19ページには予定収入明細書及び予定支出明細書を,20ページには平成23年度主要事業計画・実績比較表を,21ページには主要事業の推移表をそれぞれ掲げておりますので,ご参照ください。  以上で,神戸地下街株式会社の事業概要についてのご説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯委員長(むらの誠一) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行いますが,この際,当局に申し上げます。委員会運営の効率化のため,答弁は適当なものについては,当該団体の幹部職員からも答弁されるよう特に申し上げておきます。  また,委員各位におかれましては,質疑の要点をおまとめの上,簡明にお願いいたします。  それでは,まず神戸市道路公社についてご質疑はございませんか。 8 ◯理事(高瀬勝也) 済みません,23年度のBSと24年度の予定のBSの件なんですが,総資産が大きく減少していますけれども,これは新神戸トンネルの移管に伴う関連のものというふうに考えてよろしいでしょうか。 9 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今ご指摘の総資産の増減につきましては,新神戸トンネル移管のこの関係が大半を占めております。 10 ◯理事(高瀬勝也) わかりました。ありがとうございます。  それと借入金の件なんですが,長期借入金が497億,そのうち市中銀行から借り入れているのが約228億,支払い利息が約10億となっています。長期借入金,これ拝見しますと,国や神戸市の無利子貸付金も当然入ってるんですけれども,支払い利息が約10億なんですが,まず銀行からの借り入れの金利がどれぐらいなのかというのを教えていただきたいのと,当然無利子と銀行と比べれば,銀行の方が金利は高いと思うんですが──当然だと思うんですが,BSを拝見すると,預金や準備金などそれなりに計上されていますので,市中銀行の借り入れをもっと返済すべきだと思うんですが,そのあたりをお願いします。 11 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今委員のご質問ですけれども,まず借り入れに際しましては,先ほどから申し上げております国の関係あるいは市中金融機関というぐあいにございまして,今それと公社債券もございまして,まず市中銀行の借入金の利率につきましては,これはまたシンジケートローンという形で金融機関が5社ないし6社ぐらいが提携してやっている分がございまして,この借入利率というのがございます。これがちょっと借り入れる時期にもよるんですけど,1.5%ないし2.5%ぐらいの──6とかそんな利率で回ってございます。もちろん国の無利子というのも当然ございますけれども。一番変動要素が高いのは,途中償還──繰上償還の際に,とりわけ金融機関の民間の場合でしたら,そういう取扱手数料と別にペナルティーというんでしょうか,そういうのも当然入ってございますので,その辺が利率とは別に繰り上がってここにオンされるというようなちょっと傾向がございまして,若干この中でなかなか仕分けというのは見づらいとは思うんですけれども,ざっとそんな形でばらつきはございます。繰上償還の際のそういう手数料というのが入っているということをちょっとお含みいただきたいなというように思っています。 12 ◯理事(高瀬勝也) 繰上返済の手数料とその後の期間の金利を考えたら,明らかに繰上返済した方が安いと思うんですが──それはもちろん金利にもよりますけれども。それをちょっと今──なぜかというと,私もちょっと不勉強な部分があるかもしれませんが,このBSを拝見すると預金が31億あって,いわゆる償還準備金,負債の方で740億ほどあるわけですね。この一部を──全部返せと言ってるんじゃなくて,支払い利息を毎年──24年度,25年度もこれ,約10億近い支払い利息を払うのであれば,多少取り崩して支払い利息を抑えるという考え方はされないんでしょうか。 13 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まさに委員ご指摘のとおりで,当然来年度も再来年度もまたそれなりに,いわゆる借入金に対する返済というのが控えていまして,断面切りましたら結構預金があるようには見えるんですけれども,直ちにまた来年度に数十億,その次にも数十億といった形で返済がある程度一定決められております。ただ,今おっしゃっているように,うまいことその期間中に繰上返済をしながら回す方が有利ではないかということもございますので,その辺はちょっと今後の決算までの時間もありますので,我々も工夫しながら資金の運用をやってまいりたいなというぐあいには思ってございます。委員のご指摘のとおりでございます。 14 ◯理事(高瀬勝也) ぜひそのように検討いただきたいなと思います。ありがとうございます。 15 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 16 ◯理事(かわなみ忠一) 駐車場関係で2つほどお伺いします。  15ページ,財産目録のところの償還準備金のところで,神戸駅と荒田公園と大倉山駐車場のところが償還準備金なんですけどマイナス計上になってるんですね。これはどういった経緯があってマイナスになっているのか。神戸駅は昨年の財産目録を見るとプラスだったんですけど,どういう経緯があるのかということをお伺いしたいと思います。  それと,駐車料金のことなんですけれども,20ページ,この駐車料金のシステムというか,駐車料金自体ですね,時間当たりの単位を見てみると,これも全く去年と同じ駐車料金なんですけれども,こういった見直しというのは他の近隣の駐車場の料金と非常に連動しなくちゃいけないと思うんですけれども,その辺の駐車料金の見直しというのはやっていらっしゃるんでしょうか。 17 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まず,1点目の償還準備金の方の神戸駅南と荒田公園の方が三角になってるということでございますけれども,我々も,局長からの答弁でもございましたように,営業努力というのはやってございますけれども,とりわけ23年度につきましては,神戸駅周辺というんでしょうか,ハーバーランドの商業関係,この辺の影響もございまして,なかなか収益が伸びなかったということ,あるいは荒田の駐車場におきましても,ここは湊川市場,5連合ということで大きな市場がございまして,こちらのお客様の方が荒田に来られる顧客ということも──一番収益には寄与しているということもございまして,これもかなり厳しい昨今の経済情勢ということもございまして伸びなかったということもありまして,結果的には償還準備金がためられなかったという形になってございます。  それと,先ほど委員からご指摘ございます20ページの駐車料金,単価の問題でございます。  これは我々も──道路公社の我々としましても一番頭の痛いところでございまして,民間の駐車場でございましたら,自由裁量というんですか,単価をその場その場で改定していくことが弾力的にできるんですけれども,我々公社の場合は法律──特措法とか道路法も適用されまして,やはり国の許可事項というのがございまして,基本料金を勝手に周辺の状況に合わせて下げるといったようなこと──逆に上げるということもそうなんですけれども,その辺は特に償還計画との絡みもございまして,国へのやはり許可事項ということで,一々そういう形で上げていかなあかん,申請しなければいけないというのが一番足かせになっておるのが一番我々としては痛いところでございます。  それともう1つは,道路法の関係で言いますと,公的な駐車場ということもございまして,民業圧迫というのも1つ注意をしなければいけないということがございまして,近隣の民間の駐車場が安いから,それに追随して我々の公社の料金も下げるというのは,その状況にもよりますけれども,簡単になかなかそういう施策としてはくみしにくいというような状況になってございます。  以上です。 18 ◯理事(かわなみ忠一) その償還準備金の不足──マイナスですけれども,これはじゃあ償還準備金を取り崩して,ことしは決算を行ったと考えていいんでしょうか。 19 ◯國山神戸市道路公社常務理事 取り崩すというよりも,むしろ逆に償還の準備金が──残債がふえるといった逆の観点ですね。ですから,本来なら償還準備金がたまっていくというのが通常でございますけれども,それがマイナスですから,それが逆に残債がふえていくというような,そういうちょっとご理解いただきたいと思うんです。 20 ◯理事(かわなみ忠一) そうであるならば,公社だから駐車場の料金の改定がなかなかできないとおっしゃったと思うんですけれども,それだからこそ,逆にこういうたぐいの駐車場経営というのは,官がやるんじゃなくて民に任すというのも手じゃないかなと私は思うんですけれども,その辺,そこまで料金設定が難しいのであれば,これは民営化とかそういうことは考えられないんでしょうか。 21 ◯國山神戸市道路公社常務理事 ただ,今の基本料金の話でいきましたら,当然国の許可とかいうのが足かせになってるんですけれども,例えば1日の上限料金──1日とめた場合,例えば2,500円とか2,000円とかそういうものとか,ある程度──定期なんかもそうなんですけれども,そういうものは弾力的に届け出で国の方に我々が申請して,お認めいただいたら,それで変えられるということで,その辺のちょっと表裏一体がございまして,基本的な料金というのは国の許可事項ということもございますので,その辺うまいことにらみながら我々は駐車場の経営をやっているというのがまず1点と。  それと民業に──民営にもう任せたらどないだということでございますけれども,当時──昭和62年あたり,市街地のとりわけ三宮あたりも,かなり路上駐車が多くて数百台はあふれておったと,交通渋滞を招くということもございまして,そういった形で特措法の我々が道路公社の特質として大きな借り入れをしながら,そういう駐車場をつくって交通渋滞の緩和にも寄与するといった観点で,そもそもはつくっておりますので,それが今現在ちょっと震災以降,とりわけ市街地におきましては土地が──ビルが建たないというようなこともあって,民間のいわゆるパーク・アンド──どない言うんですかね,タイムズのようなああいう小ぶりな駐車場がたくさんできてきたというような経緯もございまして,その辺のここ数十年のやはり神戸市内の市街地における道路状況というんでしょうか,建物状況も変わっておりますので,一概に今ちょっと委員がご指摘の民営化と,もう民に任せたらどうだということも一理はあるかもわかりませんけれども,我々は公社としての存在意義というんでしょうか,そういうものを十分今まで寄与してきたつもりでございますので,引き続き我々が営業努力をしながら続けていければというぐあいに思ってございます。 22 ◯理事(かわなみ忠一) 駐車場経営の定石というのは,周りの価格──駐車場料金と同じよりか少し下げることによって,そこの駐車場に駐車──車を持ってる方はとめられるんですね。これはもう三宮で駐車場を経営されている方がそうおっしゃっていますので。それが仮にできないとすれば,ずっと赤字体質が続くんじゃないかなと思うので,思い切って今後,民営化も含めたご検討をされた方がいいんじゃないかなと,これは私の意見です。どうぞご検討ください。  以上です。 23 ◯委員(山下てんせい) 引き続き駐車場の運営状況について,これはちょっと質問というよりも要望になるんですけれども,1つお耳に入れたいお話があります。
     先ほど公社としての存在意義というものを非常に強調されておりまして,私もその部分に関しては一定の理解を示しております。  その一方で,車いすで車の運転──車いすをふだんは使っているけど,車の運転もするというふうな障害者の方について,兵庫県の方では,ゆずりあい駐車場というスペースを設置するように去年,制度として決まりました。当然兵庫県の運用ですから,神戸市のこういった駐車場に対しても協力を求められる,あるいはグリーンのコーンを置いてスペースを確保すると,そういった活動の方をされていると思うんですが,その障害者の方からの意見からすると,神戸市はそういったところに非協力的であると。  特に目に余るのが,障害者用の駐車スペースに健常者の方の車がとまっていると。ご存じのとおり,障害者用の駐車場というのは,車いすの出入りがしやすいように両サイドのところのスペースを広くとっている,そういった仕組みで,車いすの人の乗りおりがスムーズにできるように工夫をなされているというふうなスペースであるはずですのに,結局そのスペースに一般の車がとまっている。これは駐車場の管理をする上で,必ずしっかり指導をしていただきたいところなんですけれども,そういったところを幾ら市の方に声として上げても,具体的に改善努力がなされているとは思えないというふうな厳しい意見の方をいただいております。  こういったお声に対して,駐車場を経営する側として一言コメントの方をいただけたらと思います。 24 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まさにちょっと頭の痛い問題でございます。我々道路公社,駐車場につきましては,この事業概要に載っておりますとおり,4カ所の駐車場を運営してございまして,開設の当初から障害者用の駐車区画というものを設置してございます。管理運営につきましては,4駐車場とも神戸市の指定管理者制度を準用しながら業務委託をやっております。  委員お尋ねの件につきましてですけれども,現在障害者の方が利用しやすいように,駐車区画への車いすマークの表示に加えまして,案内看板等の設置をしてございます。その案内看板といいますのは,駐車スペースご利用のお願いというお願い文でございまして,こちらは身体障害者用の駐車スペースですので,このスペースを必要とされている方へのご配慮をお願いしますといったそういう文言でございます。障害者用区画の利用者に対しては,障害者用の標章ですね,いわゆるマーク,これを車のダッシュボードの方の上に掲示いただくようにお願いしているとともに,その駐車場の管理係員によりまして巡回監視等も順次行うなど,適正な使用がなされるよう努めているところでございます。障害者用区画が満車のため使用できない場合には,管理員が──管理の係員がほかの空き区画へのご案内をするなど,必要な措置に努めてございます。  しかしながら,なかなか今委員おっしゃったように,比較的便利な場所に切ってございますので,不適正と思われる利用も実際のところ見受けられる事例がありまして,係員にもちょっと私が個人的に尋ねますと,やっぱり苦慮しているというところでございます。  また,すべての利用者が適正にご利用いただいているかどうかということにつきましては,なかなか現状のところ判別が難しいという面がありまして,基本的には利用者のマナーによるところがあるというのが実情でございます。  いずれにしましても,公社としましては,障害者の方をはじめ,すべての利用者の方々に利用しやすい駐車場となるよう管理委託業者とも協力いたしまして,巡回の監視なんかもこれまで以上に丁寧にきめ細やかに実施するよう指導も含めまして,適正使用につきましてはさらに努めてまいりたいというぐあいに思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。 25 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。回答の趣旨はよくわかりますし,非常に苦慮しているということもすごくわかるんですけれども,やはりいつもこういう話をすると,具体策という部分に踏み込んでいくのはひとつ難しいのかな──例えば障害者用の駐車スペースに関して,なぜ緑色のコーンを置いているか。あれは,緑色のコーンを置くことによって,結局,障害者の方が利用するときにどけるという作業が必要になるので,一般の方は使ってはいけないんですよという,言ったら意思表示となるわけであります。神戸市も当然そういったアイデアはあってしかるべきだと思いますし,例えば駐車スペースの前にさくというか,利用する際だけ撤去する簡易な──簡便なさくを設けるとか,そういった具体策があってしかるべきだと思うんですが,そういった回答がありませんでしたので,現時点で答えられる限りで構いませんので,ひとつコメントの方をお願いいたします。 26 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今委員から具体的なさくということもありましたので,これ本当に不正使用というんですか,あってはならないんですけれども,どうしても注意をすればトラブルになるというのが──管理会社のいろいろ管理員さんの言葉を聞きますと,なかなか声をかけるのは難しいと,微妙なところがあるというのもございます。ただ,そう言いながら,なかなか看過するわけにもいきませんので,いずれにしましても,今委員がおっしゃいましたような,そういう例えば何かさくとかですね──今コーンを置いてるところはあるんですけれども,ただひとつそういう障害物というんですかね,それを置くことによって排除する策はあるんですけれども,逆に利用される方についてはちょっと不便なところも出てくるのかなという,その辺のちょっと矛盾もございまして,何が一番いいのかというのも我々の中で──ちょっと公社の中でもさらに検討しまして,できるだけ速やかにそういう対策を打っていきたいというぐあいに思っておりますので,その辺はちょっと我々の思いだけということにとどめていただけますでしょうか。よろしくお願いします。 27 ◯委員(山下てんせい) 了解いたしました。やはり具体的にやっぱり動くことによって,神戸市全体のモデルケースとなっていくというふうなことでありますので,ぜひこういった部分に関しては,建設局所管の駐車場の管理は一番すぐれていると言われるように,ぜひ知恵を絞って早急に具体策の方を確立していただきたいと要望して終わります。 28 ◯中島建設局長 恐れ入ります。先ほど,かわなみ理事がおっしゃった駐車場を今後民営化を目指すべきだというお話について,若干補足といいますか,お許し願えたらと思っております。  まずは,現在の駐車場というのは,先ほど来申しておりますように,特別措置法で整備したもので,一たん民営化にするにしても,建設コスト等そういう借入金をきれいに清算しないといけない。その後のあり方についてはいろいろあろうかと思うんですけれども,通常は神戸市自身の駐車場になっていくわけですけれども,そういう意味では,根本から全部を民営化するというのには大きな壁があると思っております。  ただ,通常の日常管理については,ご存じのように指定管理に準ずるような扱いをしておりまして,一定民間の知恵を生かすようなことを取り入れてきてはおりまして,それなりの効果を上げてるんですけれども,まだまださっき言いましたように,制度上のことがあって苦慮しているというところが実情でございます。  発言のご趣旨は踏まえた上で,我々も努力してまいりますけれども,1点その点だけはご理解願いたいと思っております。  以上でございます。 29 ◯委員(味口としゆき) 私も道路公社が管理している駐車場についてお聞きしたいと思うんです。  現在神戸市在住の障害者については3時間無料という制度があると思うんですが,これ,市外の障害者にも我々広げるべきではないかと考えてますが,いかがですか。 30 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今のちょっとご指摘の質問でございますけど,障害者割引制度,制度そのものを拡大ということでございますけど,我々としましては,先ほどの4つの駐車場を経営しておるということなんですけれども,基本的には建設局の道路管理課の10駐車場がございまして,これとできる限り,そういう制度的には連動してやっていくと。公社の特殊性のある分につきましては,我々また工夫をするんですけど,こういう市全体の政策的な話につきましては,公社でちょっとやれるとかやれないとかいうのは,今この私の返答ではちょっと差し控えたいと思います。 31 ◯委員(味口としゆき) 公社だけの制度じゃないと,それはそうだと思うんです。ただ,他の政令都市を見ますと,大阪・堺・名古屋・さいたま・広島なんかでも,市外の障害者についても減免制度というのがあるし,適用されてきているということを聞きまして,やっぱり公社の方でも先ほどから言いましたような公社の存在意義ですね,あるわけですから,これはやっぱりしっかりと市の方にも求めていってほしいなというふうに思うんですけれども。やっぱり障害者の社会参加ということを考えても,それから市外の障害者が神戸に観光に来たり用事で来たときに,こういうサービスがありますよというのは非常にいいメッセージにもなると思うので,ぜひこの点検討いただきたいなというふうに思うんですが,もう1度お願いしたいと思います。 32 ◯末永建設局道路部長 障害者のための3時間無料の駐車券の発行でございますが,これにつきましては,神戸市内在住の一定の障害をお持ちの方の社会参加のためということで,神戸市の独自の制度でございます。他都市での事例も承知しているところでございますが,駐車場の事業としてやっている関係上,駐車料金の障害者駐車券の発行につきましては,現行の制度を継続してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 33 ◯委員(味口としゆき) 何か市外の障害者に広げるという点では何が障害になっているんですか。 34 ◯末永建設局道路部長 まず,神戸市内の在住の方について,特に駐車場事業の中でこれを実行していくということでございます。現在のところ,本人の運転用としまして8,000通程度の利用がございますが,今のところは駐車場事業としてやっている関係では,現在の事業の仕組みといいますか,これが限度であるというふうに考えてございます。 35 ◯委員(味口としゆき) 終わりますけれども,市外の方から,ほかの政令市へ行ったときにはそういう減免制度はあったと,何で神戸市ないんですかと,こういう意見がやっぱり我々のところにも寄せられてるんですね。それで,ぜひ市外の障害者──やっぱり公社や市がやってる駐車場の本当,ならではの制度に──これはやっぱり民ではできないと思うんですね。ですから,やっぱりそういう点も考慮いただいて,ぜひ市外の駐車割引制度拡充といいますか,制度をつくっていただきたいと要望して終わります。 36 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 37 ◯理事(佐藤公彦) 損益計算書の欄に雑損として3,300万計上してまして,予定損益計算書の方には1億4,900万ですね,上がっております。この増加した要因は何なのかということを教えていただきたいことと,同じ損益計算書の中で受取利息が上がっておるんですが,決算では640万,予定損益計算書の方では352万円と約,受取利息が半分ぐらいに減額する予定というふうに見込みではなっておるんですが,この利息が減るということを考えると,運転資金なども含めた現預金が約半分ぐらいにしか手持ち資金としてはないのかというように感じられるんですが,そのあたりについて,受取利息が予定では減ってる部分について教えていただきたいと思います。  もう1点は,かわなみ委員の方からちょっとお話がありました償還準備金の件ですね。この積み上げないといけない金額が約12億ほどございますが,この12億を積み上げなかったということは,今回決算で1,900万ほどの黒字決算になっておるんですけれども,単純に12億を積み上げた場合,これは赤字決算になるということでよろしいんでしょうか。  以上3点お願いいたします。 38 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まず,1点目の損益計算書の雑損の関係でございますけれども,これの差ということでございます。  通常,雑損には,いわゆる回数券の払い戻しであるとか,原因者による事故復旧とかいうそういう金額が含まれております。あるいは固定資産を廃棄したとかいうことがございます。24年度分につきましては,1億4,900万ということで大きくふえておるということでございますけれども,これにつきましては,冒頭からちょっと申し上げておりますように,新神戸トンネルの移管の関係で,新神戸移管に伴いまして,そういう移管されないものについての資産整理というようなことで,固定資産に計上されないものの費用処理をここで上げたというのが大きな要因でございます。これが今回特徴的に24年度膨れ上がっているということでございますので,来年度以降につきましては,それがまた戻るというような形でございます。  それから,受取利息につきましては,当然これは予算ベースで組んでございまして,決算は600万何がしということでございますけれども,これはもう通常大体この受取利息は350万ぐらいの予算ベースで組んでございますので,これはもう当然決算を打ったときには恐らく同じような額になるのではないかなというぐあいに思っておりますので,これは大体こんな形で予算計上の流れとしましては,受取利息というような形でこれを上げているということでご認識をいただければなと思います。  それから,3点目の償還準備金が上げられなかったということで,赤字の決算ではないかというようなご指摘だと思うんです。  そもそもは,道路公社の会計につきましては,ちょっと特別な地方道路公社法の施行規則という形でやってございまして,償還準備金を上げる上げないにかかわらず,決算上は赤字,黒字というのは生じないシステムになってございます。ただ,この特別措置法以外の箕谷の分につきましては,これは普通財産の我々のそういう公社法に基づいてやっている分でございまして,この箕谷の分だけは別会計というこういう形で,決算の上では当期利益というぐあいに上がってございますので,通常の道路公社の会計につきましては,償還準備金方式というのを採用してございますので,これが償還されているかどうか,会計処理において適切に把握することが求められているということが基本原則になってございまして,永続的に存続して利益を求めていく会社とは若干これはもう全く違うということでございますので,その辺ちょっとお含みいただきたい──公社の会計そのものが特殊だということをご理解いただきたいと思います。 39 ◯理事(佐藤公彦) ありがとうございます。確かに民間の会社とは違って,黒字を膨らますために他業種に手を広げていこうというような,そういう意味合いでないことは十分に把握しておるつもりですので,あくまでも最初にありました設立目的を達成するための範囲内で,いかに有効的にできるかということをぶれない形でしっかりと運営していただきたいと思います。  以上です。 40 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 41 ◯理事(大かわら鈴子) 山麓バイパスの値下げにかかわって,ちょっとお聞きをしたいんですけれども,旧西神戸有料道路が無料化されてから,夢野白川線ですとか山麓線にコンテナ車などの大型車が大量に流入しているという事態のことは何度も取り上げておりますので,もうご存じだとは思うんですけれども,本当に地域ではたくさんの声が上がってるんですね。夜中や朝方の震動が激しいという声もありますし,それから騒音がひどいと。それから,大きなコンテナ車がそばを通って,物すごく身の危険を感じたという声がたくさん出てるんです。  これを改善してほしいということでずっと言われてるんですけれども,今回,山麓バイパスが5月28日から値下げをされたということをお聞きをしてるんですけれども,その実施後の状況をお聞かせいただきたいと思います。 42 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今委員ご指摘の山麓バイパスへの大型車IIが値下げになった以降どうだということだと思います。  我々もちょっと数字がまだ直近──間がないということもございまして,6月と7月の数字だけを拾ってございます。6月につきましては,前年の23年度が大型IIが58台通っておったものが24年──ことしですけれども,同じ6月で97台に膨れ上がってございます。ちなみに数字だけ申し上げますと,7月で見ますと,7月1日から一昨日──24日ぐらいまでなんですけれども,これは去年で見ますと73台,大型II,これがことしでいきますと,7月1日から24日までが87台ということで,1.19倍という数字が出てございます。  ただ,何となくたくさんふえてるという──大幅に増加したというぐあいに感じられるかもわかりませんけれども,1つ要因としましては,1月から始まった阪神高速の距離料金ですね──対距離料金の制度改正もあったり,あるいは6月1日から5日までの間に阪神高速のリフレッシュ工事ということで,ちょっと通行どめがあって,それが我々の方へ流れてきたというようなちょっと特殊要因もございまして,前年比では増加しておるということでございますので,今後もちょっと長いスパンで見ないと,この1カ月そこらでこういう形で上がってますけれども──数字としてはふえておるのは,事実,山麓バイパスの大型IIがふえているのは間違いないということは,それだけは申し上げられます。 43 ◯理事(大かわら鈴子) 前回の社会実験でも3割程度は山麓バイパスの方へ回るようになったという結果もありましたし,今いろいろな要因はあるけれども,ちょっとふえてきてはおるということなんですが,ぜひ誘導効果をちゃんと発揮できるようにということ,大きな期待をしてるんですけれども,この値下げを行ったということを広くPRをして本当に効果を大きくしていくことが必要だと思うんですけれども,そのあたりはいかがでしょうか。 44 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まさにそのとおりでございまして,PRにつきまして,これまでも値下げをする前に建設局さんと我々が一体となりまして,そういう例えば海コンの事業者であるとか運送会社の関係の方にもチラシを持っていくなりPRをしたと。あるいは我々道路公社の方でのホームページ,これにも値下げをしましたというような形で打っております。それから,これは実際道路の方なんですけれども,いわゆる横断幕というんですかね,5月28日から大型IIが値下がりしましたというような形で掲げてあるところもございます。  ただ,今委員おっしゃいましたように,まだまだPRが足りないということもあるかもわかりませんので,今後我々も粘り強くPRをしていきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。 45 ◯理事(大かわら鈴子) ぜひ頑張っていただきたいんですけれども,ちょっと先ほど言われました運送会社ですとか海コン業者とか,何社ぐらい行かれましたでしょうか。 46 ◯國山神戸市道路公社常務理事 これは,その元締めというんですかね,例えばトラック協会さんとかそういう団体さんのところに持っていったということでございますので,そこからまた傘下の会員さんにそういうチラシを配布ということでございますので,海コン事業者であるとか,あるいは県のトラック協会であるとか,そういう数団体というぐあいにご理解いただきたいと思います。 47 ◯理事(大かわら鈴子) トラック協会も行っていただくのは大事なんですけれども,やっぱり例えば神戸市が誘致した企業とかたくさんあります。そういう荷主の企業ですとかそういうところも含めて,ぜひPRをしていただきたいんですね。道路公社だけで無理ということやったら,もちろん建設局やそれから産業振興局と一緒になるとか,みなとにも協力してもらうとか,いろんな手をとって,ずっと知らしめていくということはぜひやっていただきたいと思います。でないと,やっぱり普通に下におりてきて安い方でということになってしまっては意味がないので,ぜひそれをしていただきたいと思うんですが,そのあたりいかがでしょうか。 48 ◯國山神戸市道路公社常務理事 先ほどちょっと申し上げられなかったんですけど,コンテナの関係の協会の方へ,これは建設局さんと我々と一緒になりまして,値下げをしましたというPRチラシ1万枚を持参しまして,傘下の会員さんに配っていただくということでしてございます。今後も機会があれば,できる限りチラシも刷りながら,ホームページでのPRも含めまして,引き続き啓発していきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いします。 49 ◯理事(大かわら鈴子) ぜひその辺は強めていただきたいと思います。ぜひたびたびということで考えていただければと思うんです。  そのPRもすごく大事だと思うんですけれども,それだけでは今起こっている問題は解決しないと思うんですね。騒音ですとか事故もかなり多発しているという事態もありますので,こういうことを根絶していくと,そのためには大型車の誘導策,さらに強化をしていかなあかんと思うんですけれども,言えば,値段が安ければ,そちらに回るわけですよ。ですから,今の値引きにとどまらずに,さらに値引きをしていくということもぜひ検討していただきたいんです。  そこで1つ提案なんですけれども,道路事業損失補てん引当金,これ,緊急の場合ですとか何か災害のときとか,いろいろそういう使い方をするものやということは以前にもお聞きをしました。でも,今回の新神戸トンネルの阪高への移管に際しては,この引当金も含めて減債に使用されたと,それで整理をされたというふうにお聞きをしましたので,そういう使い方が可能なんだったら,山麓バイパスの料金の値下げにこの引当金を充てると──減債に充てるという方法もできるんじゃないかと思うんですが,そのあたりはいかがでしょうか。 50 ◯國山神戸市道路公社常務理事 公社といたしまして,今回の新神戸トンネルの移管につきましては,一応我々公社としての立場といいますと,もう事業の終息ということで,普通に存続しながら道路の──損補金と言っていますけれども,損失補てん引当金を取り崩すという意味は若干これは違うと思いますので,我々としては,そういう最終的に全体的に見て赤字路線ですね,そういうのがあれば,そこへ投入するという精神論になってございますので,損失補てん引当金につきましては,今後積み立てていくということでございます。  したがいまして,それを今の山麓に充てるというようなことは,今我々としては考えていないということをご理解いただきたいと思います。 51 ◯理事(大かわら鈴子) でも,残債の償還などにも使おうと思えば使えるということは,そういう使い方はできるということなんですよね。ちょっとそこを確認させてください。 52 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今委員がおっしゃっています損失補てん引当金を料金の割引の原資に使うことができるかどうかということでございますけれども,これは制度上できないということでなっておりますので,その辺はご了解いただきたいと思います。 53 ◯理事(大かわら鈴子) 今,制度上できないということで言われているんですが,私,ちょっと実際に近畿整備局にもお聞きをしました。そこで言われていることはちょっと違うんですね。そこで言われたのが,法律では損失補てん引当金の使い方をがんじがらめに縛っているものではないと,これはファジーなものなんですよということを言われていました。だから,償還金の残額を減らすために使ってはいけないということではないんだということも言われています。もし自治体や道路公社が国にそういう使い方──料金の引き下げとかそういうのに使いたいと,そういうやり方をしたいということで言ってきたら,それは国の方はだめだと言う立場ではないんですというふうに言われました。だから,神戸市と道路公社がそういうやり方をしますと──引き下げに使いますというふうに決めたらできるというようなことだったんですね。  今,西神戸有料道路の残債が179億,引当金が127億ですから,これ例えば償還に充てて料金引き下げということは,やっぱりできると思うんですけど,いかがでしょうか。 54 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今の同じ回答になるんでございますけれども,損補金につきましては,もう償還の財源には充てられないということでございまして,過去にもそういう他団体での事例はないというぐあいに我々理解してございます。 55 ◯理事(大かわら鈴子) でも実際,今回も残債に充ててますでしょう。近畿整備局でも,それは無理なことじゃないですよと言ってはるんですよ,実際。いかがですか。 56 ◯國山神戸市道路公社常務理事 繰り返しますけど,今回の新神戸のトンネルの移管ということにつきましては,かねてからの議会の議決も得まして,まして国への許可事項もとっておりますので,そういった特殊事情というのも一方ではございますので,新神戸トンネルとこの西神戸トンネルが一緒というような俎上ではないということだけご理解いただきたいと思います。 57 ◯理事(大かわら鈴子) 一緒じゃないのはわかってるんですが,必要であれば,その自治体が判断をすればできることなんですよ。それならぜひ考えていただきたいと思うんです。今本当に,この大型車の流入で,生活道路に来るということで大変な事態になってますからね。だから,その可能性もぜひ考えていただきたいと思うんですが,いかがですか。 58 ◯末永建設局道路部長 新神戸トンネルの場合は償還期間が来る前でございますが,事業を終息するということで損失補てん引当金を充当しているものでございます。基本的には,損失補てん引当金につきましては,事業の途中で取り崩すということはできないというふうに我々としては承知しているところでございまして,委員ご指摘の内容については,再度近畿地方整備局には確認いたしますが,基本的には最終的に一般道路の料金の収入によって積み立てられたものについては,最終事業を終わるときに充てるということで,償還期間途中での取り崩しはできないというふうに承知いたしております。  以上でございます。 59 ◯理事(大かわら鈴子) ぜひその辺は確認をしていただいて検討していただきたいと思います。  実際,何回もこれまでも私たちも言ってきましたけれども,沿道のおうちにひび割れが来たりとか傾いたりとか,そういうことも出てきてるんですよ。たくさんさっきも言ったように事故も起こってると。これ,いつ人が巻き込まれるかもわからないと,本当に安全が脅かされるような状況,もう本当に兵庫区で起こってますので,ぜひこれ改善をしていただきたいんです。そのための誘導策をお願いしていますので,よろしくお願いします。強く要望しておきます。 60 ◯末永建設局道路部長 毎年2回,沿道につきましては,神戸市の環境局の方で騒音・振動調査等をやっておりますので,現時点では有意な環境の変化といいますか,騒音・振動につきまして大きな変化はないというふうに承知しておりますが,今後ともその点につきましては十分留意をして施策を──同事業を推進してまいりたいというふうに考えてございます。 61 ◯理事(大かわら鈴子) 終わろうと思ってたんですけど,ちょっと一言だけ。ちょっと感覚がね──全然大きな変化がないということで言われてるんですが,住民感覚と全く違いますわ。私もあの辺をよく通りますから,新開地の方でも歩いてたら,横を大きなコンテナ車が通るんですよ。ガタンというからびっくりして振り返ります。どきっとしますわ。そういうのを皆さん毎日毎日四六時中ちゃんと感じてらっしゃるんですよ。私,あの辺を歩いたら,ちょっと一遍うちへ来て2階で寝てみてくれと言われます。どんな音がするか聞いてほしいと,どんだけ震動するかと,震災を思い出すでということも言われます。本当に住民の方はそういう感じ方をされてますので,ちょっと数字だけ──数字で変化はないと言われていますけれども,かなりひどい状況で被害が出てきているということ,それから事故が多発してることもありますので,その辺のことは十分わかっていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 62 ◯委員長(むらの誠一) 要望でよろしいですね。  他にございませんか。 63 ◯委員(橋本 健) 済みません,ちょっと非常にスケールが小さい話になるかもわからないですが,ちょっと確認なんですけど,六甲北有料道路のETCの整備で大沢出入り口あるいは六甲山トンネルの出口の六甲山方面は,多分ETCの無線化がまだされてないと思うんですけれども,今後の見通しというか計画というのは──一応以前は,交通量が少ないとか一般道との接続の部分はしないという答弁をされているように思うんですが,変わってますか。 64 ◯國山神戸市道路公社常務理事 ETCの整備のことでございますね。ETCの整備につきましては,六甲の路線については整備は済んでおるんですけど,ただ,大沢のさっきちょっと申し上げられております一部線というのがございまして,フルーツ・フラワーパークの方に向かう一部線ですね,こちらの方がICCRと言いまして,いわゆる無線で飛ばすETCじゃなくて,カードを収受員に渡して料金を取るというような形で,大沢の一部線の方がまだそういう無線化によるETCというのは,まだできてないということでございます。  ちょっと技術的なこともございますので,道路管理センターの宮内参事の方からちょっと回答させていただきます。 65 ◯宮内神戸市道路公社参事 私の方から補足説明させていただきます。  六甲山ですね,それから六甲北,いずれもETCは整備しておりまして──やっております。それと,最近ではETCのお知らせアンテナということで,ETCにカードを入れていない方に対しても,ちゃんと警報が鳴るようにと,そういった装置も設置しております。ですから,ETCにつきましては,六甲・六甲北・有野,それから柳谷──阪高と連絡する柳谷,それと大沢ですね。ただ,一部線につきましては,先ほど國山常務が言ったとおり,整備しておりません。  以上でございます。 66 ◯委員(橋本 健) もう1回確認ですが,六甲山トンネルを出て六甲山方面に行くところは無線化されているということですか,ちょっと確認です。 67 ◯宮内神戸市道路公社参事 六甲山は北側に料金所がございまして,ここに北行き,南行きともETCがございます。それと六甲山に登る方については,これはかなり前から無料になっておりますので,ETCでは対応しておりません。 68 ◯委員(橋本 健) まず,一部線というんですか,大沢のフルーツ・フラワーパーク方面の出入り口のところの整備をできない理由というか──あくまで私が言っているのは無線の対応です,手渡しすれば行けることは承知しておりますので。 69 ◯宮内神戸市道路公社参事 六甲山トンネルを通って六甲山に登るということを言われておるんですね。六甲山につきましては,北行き,南行きともETCで対応しておるんですけれども。 70 ◯委員長(むらの誠一) 無線でということですか。 71 ◯宮内神戸市道路公社参事 済みません,大沢の一部線でございますか。ここはETCを本来検討してみたんですが,信号のやりとりをするための距離が不足しておりまして,もしこれをやろうとしますと,料金所自体をちょっと移設しないといけないということで,非常に莫大な費用がかかります。ですから,ちょっとここら辺は今のところ,検討はしたんですけれども,難しいということになっております。 72 ◯委員(橋本 健) 過去の議事録を拝見させていただいたときに技術的な問題だというご答弁ではなくて,通行量が少ないというご答弁だったものですから,ちょっと確認をさせていただいたんですが,そういう事情ではないということでよろしいですか。 73 ◯國山神戸市道路公社常務理事 確かに,大沢の一部線につきましては,平日と休・祭日というんですか,通行量が当然違ってございます。三田のアウトレットパークですか,あっちの方もできましたので,今かなりそこを通過する車が土・日・祝日というのは多いような状況になっていまして,平日とのアンバラというんですか,そういう形は出てございます。  今,参事が申し上げましたように,費用対効果というんですか,当然お金もかかりますし,その収益との見合いというんですか,通行量との見合いというのも当然一方ではございますので,ハード面だけで判断しているのかというと,そうではないということをちょっと申し上げたいと思います。 74 ◯委員(橋本 健) ハード面だけで判断しているのではないというのは,技術的な問題ではないということですか。 75 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今ETCを設置するのには,多少料金ブースを移動してとかそういうお金がかかるというのが一方でありますよね。これと,通行量も平日はかなりここを通る人が少ないという形,土・日・祝が多いというアンバラもございまして,その両面をにらみながら考えないけないという,公社の立場としてはそういうことなんです。どっちがどっちということでもないんですけどね。 76 ◯委員(橋本 健) 事情はわからんでもないですが,ただ,私も何度も通ったことがあるんですが,入るときはETCを使って入って,出るときにETCをつけずに出るというパターンというのは非常に困るというか,理解しない人がたくさんおられるんじゃないか──実際に私も何度かおっとっとと,あそこをやったこともありますし,ましてやたまにしか利用されない方だと完全にわからないだろうなと。要は,この不便利な部分というか──をやっぱり是正してほしいなというのは利用者の部分である。もちろんそこの料金所だけの単位で見ると割の合わない話かもわからないんですが,道路網全体というか,少なくとも有料道路を管理されているという立場でいくと,一刻も早くというか,整備してしかるべきかなと。  まして,今の答弁の中で私がちょっと気になるのは,胸を張ってETCは整備されてますと言ってるんだけれども,カードが使えるだけの話ですからね。ETCの利点はゼロの状態でされてるわけで──ポイントがたまるとか言うかもわからないけれども,全くもって,それはETC,要は無線化していなければ意味がないし,そこに人がいるのであれば意味がないし,要は理想であれば,無人化ができて,そこで料金収受が無線で飛ばせるというのがETCを設置した成果が初めて出る部分であって,そこのところが要は5年前から今日まで全然改善されていなければ,今後の見通しも正直今お答えいただくと立ってない状況なのかなと思ったので,もう少しそれをされようという意思はあるのか,いやこのままじゃやっぱり絶対無理だという感覚なのかを聞きたいと思います。 77 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今委員のお言葉,非常にユーザーからの──利用者からのお気持ちということも十分私よくわかっております。私自身もよくここは通りますし,非常に不便だということも,私自身,利用者の立場としてもわかっておりますので,その辺はちょっと公社の内部でいろいろ検討して,今できるということを約束はちょっとできませんけれども,その辺の方向性を探ってみたいなというぐあいに思っておりますので,貴重な要望ということで承りたいと思います。 78 ◯委員(橋本 健) まだ要望にとどめた覚えはないんですけどね,まあいいです。  一方で,ETC導入の際に,もちろんあったのは利用者の利便性あるいは渋滞の緩和,そしてもう1つは,やっぱり人件費が削減できるというお話も出てきたことは過去にあると思います。実際莫大な費用がかかるとのお話ですが,試算でどれぐらいかかる予定にされているのか,あるいはそこをETCにすることによって人の削減は可能なのか,ちょっとその辺のところを資料というか,データがあれば,教えていただきたいと思うんですけれども。 79 ◯宮内神戸市道路公社参事 済みません,これまでにETCに要した費用が約33億ほどかかっております。公社で39レーンございまして,そのうち無線化,ETC20レーンしておりまして,約33億かかっております。今後,当然これを維持管理,それから更新していく必要がございますので,約20年間ということにしますと,約60億近いお金がかかってくるということで,大体10年から15年で更新をしていかないといけないということで,我々もこれのお守りとそれと今後の更新ということで非常に管理費用がかかるということで考えております。  以上でございます。 80 ◯委員(橋本 健) 私の質問,届きました,ちゃんと。人件費とか,あるいは1カ所設置するのにどれぐらいかかるんだということ,それによって人は削減できるのか,あるいはできないのかどうか。 81 ◯宮内神戸市道路公社参事 1カ所大体──1レーン我々が考えているのは大体7,500万,約1億弱かかると思っております。これを設置すれば,当然人を削減はできるんですが,完全にゼロにできるかといいますと,そういうことではございません。当然トラブルがございますので,それに対応する人をやっぱり料金所に置いておかないといけないということで,本当に人件費がゼロになるかというと,そうではございません。そういった当然費用もかかっているということでございます。 82 ◯委員(橋本 健) 今あそこは人が2人いる状態ですよね。これはあくまで経営改善の視点なんだろうけれども──私が今から言うことは──利用者の利便性ではなくて,多くの道路では,もう本当に利用者がそこまで少ないと定義できる料金所であれば,完全に無人化してるところだってありますよね,それはETCにかかわらず。要は,お金をぽいと投げ込むような料金所だってたくさんあるわけで,そういったところで例えば経営改善の糸口みたいなのを探れる場所なのか,あるいはもうはなからそれを検討する意味がないような料金所だと思われているのか,ちょっとご見解をお伺いしたいんですけど。 83 ◯國山神戸市道路公社常務理事 委員ご指摘,非常に厳しいところをつかれてるんですけれども,確かに夜は──夜間いうんですか,深夜は無人になって,お金を投入しているところなんです,ここは。そういった形で,休日とさっき言いましたように平日とのバランスというんですか,その辺も視野に入れながら,確かにどうなんだというところは非常に今微妙だと思います。ですから,決してそこへつけたらもう全くむだだとか,そういう感覚は我々としては持っておりません。  ですから,当然今後また需要数というんですか,そこを通過する方も周辺の状況によっては伸びてきますので,当然収益も上がりますので,その辺をにらみながら,どの時点で──あるいは工事のタイミングとか道路全般の経営状況も含めまして,我々は探っていきたいなと思っています。ですから,決して無理やとかむだということではないということだけお含みいただきたいと思います。
    84 ◯委員(橋本 健) これをもちまして,要望にとどめさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 85 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 86 ◯理事(大かわら鈴子) 済みません,ちょっともう1点だけお聞かせいただきたいことがあるんですけれども,新神戸トンネルの阪高移管に伴う収受員の雇用問題についてなんですけれども,前回の議会でも協議をしているということはお聞きをしたんですが,現在の状況をお聞かせください。 87 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今の箕谷の料金所の収受員の関係のことを問われているんだと思いますけれども,先般も本会議で市長答弁とかされておりますけれども,現在の状況を申し上げますと,これまでも道路公社から阪神高速に対しましては,何度となく要望というのをやってきてございます。従業員の雇用確保につきましては,昨年度から昨年の8月あるいは11月ぐらいに労働団体の方から要望を受けておると,ことしも受けておるというようなことで,幾度となく要望は受けてございます。  7月現在の状況をちょっと申し上げますと,先般ちょっと阪神高速道路株式会社の方に確認をさせていただきまして,最近ですけど,7月に入りまして,直接この労働団体の方が阪高の方へ──阪神高速道路株式会社の方へも要望に伺っているということを聞いてございます。  今後その料金徴収の業務にかかわる方々の雇用問題,いわゆる受け入れについてどんな形でされるかというのがある程度煮詰まってくるのではないかと思うんですけれども,今の段階では,ある程度前向きに検討されているというぐあいに私自身は感じてございます。  いずれにしましても,移管後は料金徴収業務をどのように行うかにつきましては,阪神高速道路株式会社の判断ということでございますので,私ども道路公社としましては,今後の推移を見守っていきたいというぐあいに思っております。 88 ◯理事(大かわら鈴子) 推移を見守っていくということですけれども,10月にもう移管ということになりますので,余り時間的にはそんなに長くはないんですが,どの時点ぐらいで結論が出そうなんですか。 89 ◯國山神戸市道路公社常務理事 私の方が雇用主でも何でもないんですけれども,阪神高速道路株式会社の方に聞きますところによりますと,料金徴収業務のそういう専門の系列会社というのが阪神高速にもございまして,それがトール神戸という会社でございます。当然10月1日以降は,トール神戸が料金徴収業務を箕谷においては全面的に請け負うという形になってございます。阪高さんの方からいいますと,料金徴収業務につきまして,我々が委託してございますトールウェイサービス会社──トールウェイのサービスの株式会社と直接トール神戸とという形で今,雇用につきまして協議を行っているところだというぐあいに聞き及んでおります。  したがいまして,その先までは我々は踏み込む立場ではございませんので,近々に,恐らくもう先ほど委員がおっしゃっていますように10月ということでございますので,今月中ぐらいには何らかの話し合いが持たれて,めどが出るのではないかなというぐあいに思ってございます。わかるところは以上,ここまでです。 90 ◯理事(大かわら鈴子) これまで働いてこられた収受員の皆さんにとっては,大変な今,不安な状況が続いていると思うんですね。これからどうなるかという生活がかかったような大変な問題ですので,経緯を見守るという立場だけではなく,ちゃんと道路公社としても,ぜひ強く要望をしていただきたいというふうに思います。それで雇用が守られるようにということで,ぜひお願いをしたいと思います。  以上です。 91 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。  (なし) 92 ◯委員長(むらの誠一) なければ次に,公益財団法人神戸市公園緑化協会についてご質疑はございませんか。 93 ◯委員(味口としゆき) 王子動物園の売店の問題についてお聞きしたいと思います。  正面出口の東隣と遊園地内の南側の2カ所のこの売店は,神戸市緑化協会が経営委託をしていると思うんですが,その委託に当たって,王子動物園売店出店者応募要領,こういうものを定めていると思います。その内容について少しお聞きしたいと思うんです。この応募要領で営業内容についてはどのように定めてありますか。 94 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 王子動物園の売店の今応募要領とおっしゃいましたのは,北側のレストランのことでよろしいでしょうか。一応,北側のレストランの部分につきましては,営業内容でございますけれども,1階・2階とも既存のレストランとの差別化を図った営業内容を具体的に提案してくださいといったような中身になってございます。 95 ◯委員(味口としゆき) 営業内容について,きちっと文言を述べてください。 96 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 例として,2階のレストランは,パスタ料理と洋食を中心とし,食事時間帯以外はケーキセット等の喫茶メニューとすると。1階スペースは各種の自動販売機の設置や物品の販売を行うという形になってございます。 97 ◯委員(味口としゆき) ちょっと私がいただいた資料と違うものを読んでると思うので,ちゃんとやっていただきたいんですが,王子動物園売店出店者応募要領なんですけれども。 98 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 失礼いたしました。  平成17年9月に応募要領を出している分だと思うんですけれども,営業内容につきましては,社会教育施設の王子動物園にふさわしい利便施設として商品を販売していただきます。例えば,風船やボールなど動物に害を与えるおそれのある商品や射幸心をそそるような商品の販売は禁止します。また,レストラン・食堂と競合する飲食物は禁止するなど既存の業者の権益を侵害しない営業内容としますということでございます。 99 ◯委員(味口としゆき) その内容と,この主な条件というのがそこの中にあると思うんです。経営の形態,販売品目などについて定めてると思うんですが,その中で管理面での規定遵守,こういう項目があると思うんですが,どう書いてありますか。 100 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 管理面での規定遵守でございますけれども,王子動物園は都市公園法に基づく都市公園内にあり,一方で社会教育施設でもあることから,動物園の業務に支障のないよう営業を行っていただきます。イといたしまして,園内で営業している業者間で取り決めた営業活動の円滑化のための申し合わせ事項を遵守していただきますという形になってございます。 101 ◯委員(味口としゆき) 今,主な条件と,その前に営業内容について──王子動物園の性格について社会教育施設,こういうことを規定していると思うんですね。この社会教育施設というのはどういう定義なんですか。 102 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 一般のいわゆるレジャー施設みたいなものではなくて,社会教育法に定めるようなそういう社会教育活動に資するという趣旨だと理解してございます。 103 ◯委員(味口としゆき) これはいろいろ定義はあると思うんですけれども,本当に社会教育活動を推進する目的を持って設置された教育機関だと,社会教育施設という場合,ただ単に建造物を指すんじゃないと,学習の場を提供する建造物だというようなことだと思うんですね。  それで,この応募要領について引き続き聞きたいんですが,この主な条件,先ほどの中で歩合等というところがあると思うんです。どう定めてますか。 104 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 歩合等につきまして,歩合は売上金の一定割合とし,歩合比率を15%以上として提案してください。光熱水費,ごみ処理費等は別途負担がかかりますという形になってございます。 105 ◯委員(味口としゆき) 15%以上というふうに歩合率はなってると思うんです。  それで,今実際に緑化協会と契約しているのは株式会社トーマスですね。この株式会社トーマスとの間で王子動物園売店経営委託契約書というのを交わしていると思うんです。それについて,契約書では毎月の売上金額は何%を歩合金というふうにしていますか。 106 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 売店の売り上げにつきましては,歩合といたしまして20.6%でございます。 107 ◯委員(味口としゆき) 20.6%ということは,5分の1なんですね。それで,これ少し高いんではないかと私思ったんですが,どう認識されてますか。 108 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 歩合の利率につきましては,他の売店あるいはレストラン,そういったところの歩合もございますけれども,動物園の入園者数といいますか,その辺の入園者数がどれくらいあって,どれくらいの収益見込みが見込めるということで,そういったことも勘案してパーセンテージの最たる分は出しているというふうに考えております。 109 ◯委員(味口としゆき) いろいろおっしゃるんですけれどもね,問題ないというような認識ではないかなと思うんです。ただ,この売店の経営自体も,これ5分の1が歩合ですから大変だと思うんですけれども,私は,そのしわ寄せが結局はそこで働いている労働者がこうむっているんじゃないかというふうに見てるんですね。それで,この20.6%という歩合ですから──この売店,お聞きしますと,職員は店長以外は全部契約社員やと,いわば雇用の非正規化が常態化しているという状態だと聞いたんです。それで,食品を扱うところでもありますから,安ければいいというものでもないと思うんですね。それで,私はやっぱり社会教育施設というふうに言われ,そういう文言が応募要項の中にもあるという中で,やっぱりその中で非正規の労働者,こういう問題が常態化しているというのは,ちょっとやっぱり問題ではないかなというふうに思っていまして,やっぱり安定した雇用がきちっと維持できるようなそういう募集内容に見直すべきではないかと思うんですが,いかがですか。 110 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 先ほどの歩合につきましては,当時5社からの応募がございまして,その中で提案をいただいたものでございます。  今委員の方からご質問がございましたけれども,その中で働く従業員の皆さんですね,そういった方の雇用の関係につきましては,直接協会が契約先の相手方の雇用関係の方には直接は関与できませんけれども,例えば協会が設置している施設の中で,そういったサービスにおいてふぐあいが出てくるとか,市民サービスが低下するとかそういったことがないように,個々具体的に雇用関係までは指導はできませんけれども,ふだんの中のコミュニケーションといいますか,業者の中でのコミュニケーションあるいは動物園,協会の方とのコミュニケーション,そういったところの日常の市民サービスとか接客についての指導というのはできると思いますので,そういった部分についてはアドバイスみたいなものは可能かなというふうに思っています。 111 ◯委員(味口としゆき) これよくとらえていただきたいと思うんですけど,やっぱり高い歩合率ですから,やっぱりその中で経営しようと思ったら,どうしても店長以外は契約にならざるを得ない,非正規にならざるを得ないという現状を,やっぱり緑化協会の応募要項という問題が根本にあって,そういう問題が起こってるのではないかと私は思うんです。ですから,やっぱりそういう見直しも含めて,私はこの問題,考えるべきだと思います。  ちょっと問題を移っていきたいと思うんですけれども,王子動物園の売店経営委託契約書の細則というのがあると思うんですね。それで,この細則では,もう読み上げは私の方でやりますけれども,乙は従事者に対し動物園について概要を説明するなど,接客について教育を行うこととすると。それからその後に,乙は動物園内のお客様について園内案内を行うことはもちろん,事故・苦情等があれば,臨機の処置を講じるとともに,直ちに甲に連絡するなど適切な処置を講じなければならないと,こういうふうに細則で書いてますよね。  それで,一たん動物園の中で事故・苦情,こういう問題があったときに,細則の中で臨機の処置,こういうことを求めてるわけですよね。それで,定期的にかわる契約社員で,こういう臨機の処置というのを本当にできるのかというふうに思うんですけれども,いかがでしょうか。 112 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 確かに短期で雇用されている従業員というか,そういった方で,契約されている会社の中でどういうような契約状況になっているのかというのは,ちょっとこちらの方ではわかりませんけれども,ただ,そういった部分で協会が契約している業者につきまして,細則で掲げているような中身について再度周知をするなり指導するなりということは可能だと思います。 113 ◯委員(味口としゆき) 周知するということは,こういう細則があるからやってくださいということを求めるということですか。じゃなくて,私はその問題の立て方はちょっと違うと思うんです。契約社員ということで,いわゆる有期労働者ですよね。そういう人が──王子動物園というのは社会教育施設でもあるし,専門性が要る中でのやっぱり仕事だと思うんです。そういうことが細則にも求められてるし,臨機の処置もしてくださいということを定めてるわけですから,やっぱり僕は,そのもとになってる20.6%というようなそういう歩合金の問題,それは15%ということを最初に規定しているからということがあると思うので,やっぱりそういうところ全体をやっぱり見直す,周知徹底するだけではちょっとあかんの違うかなというふうに思うんですけれども,いかがでしょうか。 114 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 先ほど申し上げましたように,応募要領の中で15%以上というものを掲げていまして,それに基づいて提案をいただいた中で20.6%という提案がございましたので,そこに決まりましたけれども,実際に協会が求めているサービス内容ですね,その辺のところにやはりふぐあいといいますか,そういうのが出てきましたら,協会の方としては指導とかはできますけれども,やはり個々の企業の中の契約の状況ですとか,その辺のところまでについて協会の方から指導するとかそういったことは難しいのではないかと考えております。 115 ◯委員(味口としゆき) これはもうずっと水かけ論になると思うので,もうやめますけれども,やっぱり細則で求められていること自身は,僕,大事なことだと思うんです。やっぱり動物園というのは教育の一環だという問題もあるし,専門性も求められる事業だと思うから,こういう細則をつくってると思うんですね。だから,やっぱりそういうことがきちんと実施できるようなそういう体制にしようと思ったら,やっぱり私はきょうこの歩合率の問題を取り上げましたけれども,やっぱりもともとが大変な中で経営させて,その中でどんな経営してるか,直接の雇用関係に踏み込めないというのでは,ちょっと私は責任を果たしたいうことにならないんじゃないかなと思います。  それで,この細則に定めるような業務をやっぱり期待するなら,やっぱり契約社員や有期雇用が基本となっているような現在の状況は変える必要があるんじゃないかと。そのためにも,契約社員でないと運営できないような現在の高過ぎる歩合を求める応募要項,こういう問題は,やっぱりきちっと見直す,検討していただくということを要望して終わりたいと思います。 116 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 117 ◯理事(高瀬勝也) 公園施設等附帯収益事業で駐車場の件なんですが,24ページにも書いてあるとおり,常設と臨時とあるいは有料公園とか,さまざまな附帯事業がありますけれども,まずちょっとお伺いしたいのは,常設駐車場で24時間やっているところは何カ所ありますか。 118 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 基本的に,駐車場は公園利用者の方のために公園に付随した駐車場を私のところ,やらせていただいておりますが,自動で手間のかからない駐車場──ちょっと何カ所かというのはあれですけど,できてない──そういう24時間で営業しているものもあれば,神戸総合運動公園のように,若干経費を落としたいという趣旨で,自動のものでも切って営業しているものもございます。24時間営業している駐車場は6カ所。 119 ◯理事(高瀬勝也) 6カ所で,その下にある臨時駐車場ということは,これは24時間ではないということでよろしいでしょうか。 120 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 臨時駐車場と申しますこちらに書いていますのは,ゴールデンウイークとか休日とかにたくさんの来園者がおいでになりまして,ふだんはあけているほどないんですが──お客さんが来られないのであけてませんが,例えばこちらで言いますと,海浜公園なんかは,野球場とかテニスコートはゴールデンウイークとか夏の海水浴シーズンにはあけておりますので,そういったものを臨時の駐車場というふうにさせていただいております。 121 ◯理事(高瀬勝也) ちょっと戻るんですが,常設の駐車場で11カ所中6カ所ということ──24時間営業が,残りの5カ所というのは,なぜ24時間ではないんでしょうか。 122 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 先ほど申しましたように,夜間どうしても保安上,周辺等の関係もありまして,閉めておいた方が──防犯上も問題あるようなところ,あるいは利用者がおられないようなところは閉めてございます。 123 ◯理事(高瀬勝也) ちょっと具体的な場所まで言うと時間がかかるので,ちょっと割愛しますが,24年度の方に──38・39ページの方にも24年度の事業が書かれてあるんですが,ちょっと動物園の話が続いて恐縮なんですけれども,王子動物園の駐車場が常設390台と臨時が250台と。一般公園──23年度では臨時駐車場ということで,ここから移ってるんですけれども,常設390台あって,ご存じのように,王子動物園の駐車場というのは駅前で非常に利便性のある場所──当然動物園が営業時間が5時までですので,動物園の利用者はいませんけれども,駅前で非常に便利な場所にあるんですが,これを24時間にするという考えはございませんでしょうか。 124 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 動物園の駐車場につきましては,私ども,人が手取りで料金をいただいておる──済みません,失礼しました,機械式なんですが,夜間,やはり出入りがありますと,あそこ,どういうんですか,ご近所の方は通行にも供されているようなところなのかもしれませんが,本来的には,やはり動物園においでになるお客様のための駐車場ということで,今のところ,そういう24時間あけるという営業はいたしておりません。 125 ◯理事(高瀬勝也) 現状は私,灘区に住んでおるので,よく知っておるんですけれども,通行でね──去年,本会議で質問したときも,通学の子がおるとかさまざまなことをおっしゃってましたけれども,そんなに事故が心配なんですかね。かなり広いですよ,駐車場。現状使っておられないのはよくわかる。なぜ使わないのかという質問なんです。 126 ◯委員長(むらの誠一) 答弁お願いします。 127 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 基本的に,何度も繰り返しになりますが,王子動物園の駐車場そのものが公園緑化協会が仕事をいただいておりますのは,来園者のための駐車場として料金を収受するという内容でございますので,協会自身がちょっとどう使おうというのは判断しにくいところがございますが,現状ではそういう使い方にさせていただいておるということでございます。 128 ◯杉村建設局王子動物園長 さきの本会議で確かにございまして,特に副市長の方から特に安全性の問題ということが大きいということで答弁させていただいたかと思うんですが,その後,私どもの方で1週間ほど南寄り──阪急王子公園駅の付近にとめる車が何台ぐらいいるかという簡単な需要調査をしたところ,大体1週間でアッパーで30台ぐらいという数字が出ております。30台ぐらいのために新たに駐車施設を設けるかどうかという効率性の問題がありまして,その辺はもうちょっとシビアに検討しないといけないかなと思っております。 129 ◯理事(高瀬勝也) 別に新たに駐車場施設を設けるわけではなくて,現状が機械式の集金──機械で集金してるんですから,新たな投資は全く必要ないと思うんですが,いかがでしょうか。 130 ◯杉村建設局王子動物園長 警備と駐車場の専門会社に聞き合わせましたところ,やはり実際トラブルのとき無線で飛ばすシステムが要るかとかそういった問題があって,そういったところだけで見ると何とかペイできるような感じではあります。ただし,やはり安全性の問題のために,その区画を,特に王子公園の駅寄りのところを安全のために区画を区切るとか,あるいは特別のときに使っていないときは外すといったことの初期投資を考えたら,多額になるのではないかなと思っております。 131 ◯理事(高瀬勝也) わざわざ初期投資をする必要は私,全くないと思うんですが。それに加えて,今度,摩耶山のケーブルが本格的に事業として始まりますけれども,社会実験でこの秋からバスを通すとかという話もあります。摩耶山のケーブルに乗る乗らないというのは──ケーブルを使う使わないというのは,六甲山ケーブルと違って,要は目の前に駐車場がないんですね。したがって,摩耶ケーブルを使う,どうしようと,だから社会実験でバスを通すというふうに私は理解してますけれども,王子動物園の駐車場というのは摩耶山とも非常に近い距離にあって,今後摩耶ケーブルを有効に利用する方向で考えるのであれば,夜間ですね,王子動物園の駐車場を使うというふうなことも考えられたらいかがでしょうか。 132 ◯杉村建設局王子動物園長 先ほどもちょっと申し上げましたけれども,やはり現在の使われ方として,たくさんの市民の方が公園的利用でありますとか,あるいは通勤・通学で使われておりまして,かなり公園だという意識が大変強うございまして,実際そういうふうに利用されております。  ただ,委員ご指摘のように,夜間のどれぐらいの需要があるかとか,そういったまだ調査はしておりません。先ほど申し上げたのは,私どもの王子動物園の休園日のときの利用で申し上げた分でございまして,夜間の利用需要はまだしておりません。 133 ◯理事(高瀬勝也) これは要望にとどめますが,秋ですね,10月から1カ月,社会実験でバスを走らせるんですが,その時期とかぶせるかどうかは別としまして,夜間の利用がどれほど摩耶山のケーブル活性化について──私は王子動物園の駐車場から摩耶山の摩耶ケーブル下までシャトルバスを出すとか──これはちょっと違う話になりますけれど,所管が違うと思うんですが,そういう形で,王子動物園の駐車場の利用価値というのは非常に高いと考えておりますので,またぜひ一度,わずか24時間のうち8時間だけの利用じゃなくて,残りの16時間もきっちりと利用できるような形で考えていただければなと,要望にとどめておきます。 134 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 135 ◯委員(味口としゆき) 4月に策定された六甲山の森林整備戦略なんですけれども,この中で都市公園における一体的な森林管理の推進として,六甲山域の都市公園等管理の現状として,森林植物園では都市公園という特性を生かして,森林の保全・活用に関連する各種活動団体や市民の拠点となるよう公園管理者によるマネジメントシステムを導入することも必要となる,こういうふうに書いてあります。それから,同じその六甲山の森林整備戦略は,バイオマス利用の新たな取り組みの必要性を各所で強調もしているんです。  それで,この各種団体や市民の拠点となるこういう役割から見ますと,特に緑化協会としてバイオマスの利用など,いわゆる自然エネルギー・再生可能エネルギー,こういうものの活用計画を持つ必要があるのではないかというふうに思ったんですが,見解をお聞きしたいと思います。 136 ◯青木公益財団法人神戸市公園緑化協会理事 森林植物園長の青木でございます。  今委員のご質問にございましたバイオマスに関しましては,現在のところ,そういった施設は特につくっておりませんが,プロトタイプといいますか,非常に簡単なものでございますけれども,園内の落葉・落枝ですね──落ち葉とか枝ですね,細い枝を堆積しまして,いわゆる腐葉土にするような腐葉土ベッドというものは,一部啓発の意味も兼ねてつくっております。  それと,これはバイオマスと言えるかどうかわからないんですが,園内で発生しましたいわゆる剪定枝ですね──の方は北側の長尾山のヤードの方に運びまして,冬場に──病害虫でやられたものもございますので,冬場に焼却しまして,その焼却灰を土にまぜまして園内の植栽地に戻すというようなことをしております。結局,焼却灰を使うというのは,いわゆる窒素・燐酸・カリという肥料の3大要素の中で,カリ分が非常に焼却灰には多うございますので,そういった意味も含めて,委員がおっしゃるそのバイオマスに当たるかどうかはわからないんですが,今できることは何かという中で,そういうことはしております。  いわゆる再生エネルギー,例えば今あちこちでやられております太陽光発電等に関しましては,環境局さんの方が当園のすぐ北側ゾーンの北側といいますか,裏六甲の方ですね,当園の北側ゾーンに昔の長尾山の処分地の跡地がございまして,そこ──長尾山の跡地の方で,いわゆる太陽光発電も検討し始めているというお話は聞いております。  以上でございます。 137 ◯委員(味口としゆき) 今お話聞いて,よかったなというふうに思うんですけれども,そういう意識も持たれて,端緒的だとは思うんですけどね,始められているということだと思うんです。それ非常に大事にしていただきたいなと思うんです。  やっぱり3.11の福島の原発事故がありました。それで,脱原発や原発の再稼働中止を求めるこういう市民的な関心と一体に,やっぱり自然エネルギー・再生可能エネルギーをどう本格的に利活用するか,これは本当に市民的な関心,大きいと思うんです。  それで,この六甲山森林整備戦略でも,こう書いてあるんですね。持続可能な社会を維持するために,再生可能エネルギーをはじめとしたエネルギー多様化の推進などの観点から,バイオマスエネルギーの活用についても社会的関心は高いと,こういうふうに規定もされてあるとおりです。  それで,安心・安全なエネルギー政策への転換,それから先ほども述べました自然・再生可能エネルギーの本格的な活用について,さらに緑化協会でも市民の願いにこたえていくと,関心にこたえていくという観点で,活用もいろんな形で検討していただきたいと要望にとどめますが,よろしくお願いします。 138 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 139 ◯委員(菅野吉記) 公園利用者の安全・安心の確保ということで,公園のAEDの設置場所の拡大ということですけれども,平成23年度で新規2公園あって計24公園ということになっておりますけれども,平成24年度の今期の事業計画の中では既設24公園のままになってるんですけれども,これは何かこれで終わりなのか,今後また計画があるのか,その辺ちょっと教えていただきたいと思います。 140 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 現在私どもが管理させていただいておる公園につきまして,ほとんどといいますか,ほぼ設置できたというふうに考えてございまして,基本的には皆さんご存じだと思うんですが──委員もご存じだと思うんですが,AEDはリースが多うございまして,基本的にはだれかが管理の目の届くところに置いておくというような状況でございますので,どこにでもどんどん置けるというわけではございませんが,これ以上,もしまた置けるところがございましたら置いていきたいというふうに考えておりますが,今のところ,そういう公園の事務所等にはほぼ設置済み──設置できたというふうに考えております。 141 ◯委員(菅野吉記) あくまでもやっぱり公園の事務所──いざいう緊急時の場合に,それは一般の方も利用できるような体制というのか,もう室内──事務所の中に完全に入ってしまっているのか。通常の公園を利用する方が何か急場のあったとき,例えばこの夏場の炎天下で熱中症や,また災害時──これからやはり公園なんかはやっぱり広域避難所に指定されているところもあると思いますので,そういう急場のときに使用できるのかどうか,その辺の体制はどうなっているのか,ちょっと教えてください。 142 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 各公園の事務所の中に置いていまして,かぎさえあいておれば,すぐに出していただいてというようなことになっております。夜間だれもいなければ,済みませんが,出せないような状況もあるかと思いますが。  あと基本的には,私どもの職員の方は神戸市の消防局の方がやってますAEDのそういう研修ですね──私も実は昨日やってきたところなんですが,そういう研修も全員受けるようにしておりますので,万一のとき我々の職員も対応できるように,あるいはできるだけ使えるようにさせていただけたらというふうに考えております。 143 ◯委員(菅野吉記) ということは,やっぱり事務所内ということは,いざいうときにいなければ中をあけることもできないし,そのままあっても使えないというような,それで管理事務所自体は四六時中おられるということでもないと思うんですけれども,その辺はちょっと一遍考えていただく方が──外で実際置いていただいてわかるようにしているところもあるかと思いますので,その辺はどのように思われますでしょうか。 144 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 公園ですから,例えば事務所でも外から入ってきてすぐ見えるようなところに置くようにはしてますし,リースの関係で,外にほっておくというのは,そういうリース会社が貸していただけないとかいろいろな状況がございまして,ある程度管理ができないかんという条件でお借りしていますので,委員おっしゃいますように,必ずしも24時間自由に使えるような状況でないケースがございます。それは逆に,ほかにAEDを設置されておるところも似たような状況ではないかなというふうに考えておるんですが,ある程度ちょっと済みません,申しわけございませんが,やむを得ない部分はございます。 145 ◯委員(菅野吉記) 今のお話聞いてたらば,いろんな学校とかもあるんですけれども,緊急時にやはり──公園というのは,やはり市民が例えば朝散歩したりとか夕方散歩されたりとか,いろんな状況の中で結構今公園を利用される中で,本当に緊急時のときに,いざいうときに利用できなければ,本当に意味がないんじゃないかなと。リースとかいろんな問題もあると思うんですけど,リースだからできないのかと。いざいうときに,緊急のときに,それをあるものが使えないというような状況になってしまったら何の意味もないと思いますので,その辺はちょっと今後考えていただく余地があるんじゃないかなというふうに──非常に今例えばまち中でも,まちかど救急ステーションとか,どんどん神戸市では特にふえてはきてるんですけれども,やはりいざいうときにそれがまた生かされてるということも──緊急時には使って──利用されてるということもお聞きしておりますので,その辺をちょっと考慮していただきたいと思いますので,一言だけちょっとお願い申し上げます。 146 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 委員おっしゃっていただいたとおりでございまして,あるのに使われへんというのは非常に問題がございますので,そういう設置の仕方はいろんなところで恐らく同じような問題が──そういうだれもが使えるようにしていこうという恐らく動きになってくるだろうと思いますし,そうあるべきだと思いますので,できるだけそういうふうにできるよう努力はしてまいりますし,そういう何かいい方法があれば,実際に努力していきたいというふうに考えております。 147 ◯委員長(むらの誠一) よろしいですか。  他にございませんか。 148 ◯理事(かわなみ忠一) 26ページの損益計算書に関してちょっとお伺いしたいと思います。  この損益計算書を見てやはり思うのは,附帯事業で成り立ってる事業なのかなと私,率直に思うんですけれども,指定管理者事業収入でも8億1,900万で,事業費としては8億3,100万と赤字体質であることは変わりはないんですけれども,こういう指定管理の事業をやるに当たって,こういう予算──24年予算は黒字を見通しされてますけれども,赤字体質であることをどうお考えになるのかということが1点と。  あと,附帯事業費の中で公園等事業費というのが,これが前は駐車場事業費とその他事業費という形で,駐車場とその他の事業を分けて平成22年はお示しされてたんですけど,これがなくなってるのがなぜかということが2点目と。  3番目の一般管理費というのが,費用の部で一般管理費が出てくるのはわかるんですけれども,収益のところで一般管理費がこれ700万ぐらいぽんと出てきてるのが,これ去年にはないやつなんですけど,具体的にどんなものが当たるのか,ちょっとその3点お伺いしたいと思います。 149 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 まず,損益計算書の指定管理事業等費用と収益との関係でございますけれども,指定管理の事業につきましては,この中に,いわゆる市からの受託費のほかに指定管理も収益の部分を抱えておりますので,そういった収益を費用の方に充てて実施をしているということでございます。  それから2点目の附帯事業費の中で,公園等事業費,動物園事業費ということで分けている部分でございますけれども,これにつきましては,事業区分を公益財団法人に移行いたしましたときに,公益1事業,公益2事業,公益3事業,それから収益1事業,収益2事業ということで,収益事業を公園等の事業の部分の収益と動物園に関する事業ということで事業区分を区分けいたしましたので,23年度はこういった形の区分になってございます。  それから一般管理費につきましても,収入の部分ですけれども,700万ほど上がってございますけれども,この中で大きいのが,ハローワークを通して高齢者の方を雇用いたしますときに国からの補助金が出ております。特別求職者雇用開発助成金といったようなものが出てございまして,その部分が555万ほど含まれてございます。  以上でございます。 150 ◯理事(かわなみ忠一) 一般管理費のハローワークからの──国からの補助金というのは24年も同じぐらい計上されていますけど,これも24年も入ってくる予定ということで考えていいですか。 151 ◯石神公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 年度によりまして助成で当たる期間が半年単位で最大2年までということですので,多少の増減はありますけれども,24年度も継続でいただく予定にしております。 152 ◯理事(かわなみ忠一) あと,指定管理者事業収入なんですけれども,当然受託の部分と事業収入があるというのはわかっていることで,これが赤字体質だというのは,もっと事業収入をふやして,要はお客さんというか,市民の方をよくこの公園に呼び込むということがこれをふやすことだと思うので,これが赤字体質だということは,その事業の部分が力がまだ不足なんじゃないかということを私,申し上げたかったわけなんです。
     それと,先ほどの附帯事業収入の公園等事業収入というのは,これもすごくわかりづらくなってて,前に関しては駐車場とレストランが多分分かれてたと思うんですけれども,それを一緒くたにしてると,市民にとってはすごく見づらくなってきてるんですね。だから,こういうのは,きちんとやっぱり採算性を見るために分けて示すというのが──なぜ──22年度も公益財団法人だったと思うんですけれども,急に一緒くたになったのか,ちょっとその何か理由があるならお伺いしたかったんですけれども。 153 ◯石井公益財団法人神戸市公園緑化協会経営部総務課長 23年度から公益財団法人に移行しておりまして,その際に公益収益事業,収益事業の中で公園に関する収益事業,それから動物園に関する事業という形に区分いたしましたので,特に意図があって減らしたというわけではございません。ただ,事業に合わせて表記させていただいたということでございます。 154 ◯理事(かわなみ忠一) じゃあ内訳というのは,やっぱり当然あるわけなんですか。当然駐車場とレストランというのは全く違った事業だと思うので,個別にやっぱり見ていく必要が私はあると思うんですけれども,そこの内訳ってお持ちなんでしょうか。 155 ◯石井公益財団法人神戸市公園緑化協会経営部総務課長 はい,内訳はございます。 156 ◯理事(かわなみ忠一) じゃあ,ぜひこういった事業が違うものに関しては,ぜひ併記,来年度,私,要望いたしますので,ご検討いただければと思います。 157 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 158 ◯委員(山下てんせい) 40ページにあります経営改善の取り組み状況についてお伺いします。  (5)の組織の見直し(営業課の新設)ということで,有料公園等の集客促進,公園の活性化などの営業力の向上を図るために,営業マネジャーとして民間から幹部職員を公募により登用ということにあります。組織図の中にある──「おおぐろ」さんとお読みするんでしょうか,女性の方が登用されたんだと思うんですが,具体的にこの方はどういった仕事をされてるんでしょうか。 159 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 昨年,公募いたしまして,マネジャーは大黒(だいこく)と申しますが,日航の方から幹部経験のございます方においでいただきました。先ほどちょっとお話もありましたように,指定管理の公園でなかなか集客が望めないというような状況もございまして,旅行会社とそういう観光券契約といいますかね──いったものでありますとか,いろんな──具体的に1つ申し上げますと,そこにも書いておりますが,モンベルという会社──山岳用品といいますか,そういったものを販売している会社もございます。そういったところへ営業をかけて会員権の契約をしたりとか,あと山陽電車さん等とか,かつてそういうお持ちの人脈とか営業のノウハウですね,そういったものを活用させていただいて,そういう集客をしようということでお仕事をしていただいております。 160 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。そうですね,そういった事業に関しては記載の方がありますが,私が思っていたイメージとは若干違っておりまして,やっぱり営業力の向上というのは,その方が持ってはる人脈とかそういったものを当然フルに生かしてネットワークを広げていくとかコンテンツをふやしていくとか,そういったことももちろん1つ営業力ではあるんですけど,やっぱり今求められるのはトップセールスの部分だと思うんです。  特に,ちょっとページ戻りますけれども,21ページ,神戸総合運動公園のグリーンアリーナ神戸,こちらの方の運用状況の方をずっと見させていただきますと,確かに1個1個の集客あるいはイベントの回数等を見ていきますと,もっとできるんじゃないかなという余地を感じます。  特に,オリックス戦が入ってますけど,オリックス戦は,もうオリックス,ほっともっとフィールド自体が今,指定管理になってますので,ここと──確かに人数にカウントすることはできるかもしれませんが,いわゆるこの事業という部分の手からは離れているんじゃないかなと私は思うんですね。それを一緒に計上させてしまうと,やっぱりわかりにくくなるから,ちょっとこれはずっこいかなと思います。  あと,グリーンアリーナ神戸の平成23年度の利用率68.5%,私はそういった民間の活力を利用するのであれば,この利用率の向上であるとかそういったところにもどんどん目を向けて,トップセールスとしての働きを期待したいなと思うんですが,そういった方向性では考えておられないのでしょうか。 161 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 ご指摘をいただきました。実は,私のところのマネジャーも,そういうイベントの企画会社なんかもよく知っていまして,私も一緒に回らせていただきました。いろんなイベントといいますか,これまでにもEXILEとかそういった誘致が成功したことはあったんですが,そういったものも誘致できないかということで,いろんな働きかけをさせていただいております。  ただ,私どもの施設は,やっぱり土・日に──陸上競技場を持っておるんですが,ああいうところに,やはりそういう競技がまず先に入ってまいります。なかなかいい日がぴたっとそのイベントとはまらないというちょっと弱点がございまして,先日,AKBの握手会なんかもほっともっとへ持っていかれたりしたんですが,そういうものも実は私の方からいろいろ仕掛けをして,ちょっと実は持っていかれたなというような関係になったんですが,そういったことを日ごろマネジャーと一緒に私どもも仕事をさせていただいておるという状況ですので,今後とも頑張ってまいりたいというふうに考えております。 162 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。そんなこともあったんですねということを改めて知った次第なんですけれども,もちろんそうです,グリーンアリーナ神戸は体育館ですから,イベントという視点ももちろん大事ですけれども──ここから先はちょっとほかの部局との連携の話になるかもしれませんので,ちょっと要望というか,前向きにぜひ考えてほしいなと思うのが,やっぱりプロスポーツ振興なんですね。  特に神戸市のプロスポーツ,今はINACが非常に注目されておりまして,サッカーにやっぱりスポットライトが当たっています。ですので,それにつれてヴィッセルの方も非常に脚光を浴びていますが,その陰で,実はFリーグというのがあるんです。フットサルですね。フットサルも神戸市にはデウソン神戸というプロフットボールチームがありますが,やはり同じサッカーというカテゴリーにありながら,ちょっとひとつ立ちおくれというか,隠れてしまっていたりとか,あるいはバスケットボールもプロモーションの仕方によって,栃木なんかはリンク栃木,もう宇都宮市じゅうがプロモーションをかけているので,やはり広告の力の入れようというか,周知度という部分に関して,やっぱり差を感じます。  そういったところをこの緑化協会事業がとり行う事業なのかどうかということは,ちょっと定かではないのですけれども,そういったプロスポーツ振興という部分に関しても目を向けて,どんどんプロモーションしてもらう,あるいはトップセールスとしてどんどん働きかけをしてもらうと,そういったことも期待してよろしいのでしょうか。 163 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 いろいろとご提案賜りましてありがとうございます。私どもの方も資料にもございますように,Fリーグの方の試合も昨年度8試合させていただいておりますし,9月にはフットボールフェスタというふうなことで,FリーグとJリーグと同じ日にやるとかさせていただいていますし,デウソンの方は教室も開いていただいたりしてますし,できるだけそういうトップリーグの方と地元の方あるいは市民の方が触れ合うような機会を設けさせていただいて,スポーツ振興にも頑張ってまいりたいと。また,できるだけ本当に質の高いそういうプロスポーツをできるだけ誘致できるように頑張ってまいりたいというふうに考えております。 164 ◯委員(山下てんせい) 期待しています。  以上です。 165 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 166 ◯委員(大井としひろ) 海浜公園の駐車場の関係でちょっとお尋ねしたいんですけれども,海浜公園には常設の駐車場と臨時の駐車場,何カ所あるのか,ちょっと教えていただいて,ここ2~3年の利用状況をちょっとお教えいただけますか。それと,その各駐車場の料金体系はどうなっているのか,お聞きします。 167 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 海浜公園の駐車場につきましては,常設になっておりますP1という水族園の東側の大きいところ,それからP2と呼んでおりますが,逆に水族園の西側のところ,それから臨時の駐車場としましては,野球場とテニスコートのところがございまして,常設の駐車場が約1,090台──海浜第1・第2ですね,それからほかの臨時が──済みません,常設の駐車場が約1,000台,それから臨時の駐車場が800台ございます。  先生もよくご存じだと思いますが,特に夏場とゴールデンウイークは,あの駐車場いっぱいになるので,臨時の駐車場を使っております。そのほかのところは使っておりません。それで利用率ですが,基本的に率までちょっと申しわけございません,出ておりませんが,夏場は約30日ぐらい──夏場とゴールデンウイークですね,約30日ぐらいが臨時の駐車場と常設の駐車場を使っても国道2号まであふれ出るような状況になっておるというような状況でございます。  それから,駐車料金につきましては,最初の1時間が400円,それから後1時間ごとに200円をいただくというようなことで,上限なしというような料金体系になってございます。  以上でございます。 168 ◯委員(大井としひろ) この料金体系なんですけどね,例えばこれでいくと,朝10時に来られて夕方の3時ぐらいに帰られるとなったら幾らになるんですか。 169 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 10時から3時までですと5時間ですので,1,200円ということになります。 170 ◯委員(大井としひろ) この料金なんですけれども,要は今どんどん須磨のあのあたりにも,いろんな駐車場がどんどんできてきておりますし,そういう意味では,そういうところからどんどん詰まっていってるんだろうなとは思うんですけれども,この料金の設定というのが例えばほかの駐車場などは,多分1日500円というようなそういう料金設定にされておられるのではないかなと思うんですけれども,ここだけが特にそういう時間でどんどんふえていくというような形にされているというのは,やはり利用客もあるんでしょうけれども,ただ,この車で来られているという方は結構郊外から来られている方々もたくさんおられると思いますので,ここで高い料金を帰るときに取られるということになると,また来ようかなというようなことにはならないのではないかなと。今どんどん須磨の海岸に来られている利用の方というのは,もう50万人を切るというような半減しておりますので,そういうところから考えていきますと,やはりこういう利用者へのサービスというか,また来ていただけるようなそういうおもてなしというか,そういう心がやっぱり必要ではないかなと思っています。  特に,あそこの海浜公園に私らもたまにとめますけれども,とめるたびに高いお金を取られて出ていくときに私らでもそう思うので,県外から──郊外から来られた方々は特にそういうふうに感じておられて,二度と来るかというようなことになってないのかなと,そんなことも危惧しているんです。それで人が減ってるのかというのもあるのかということも感じてますので,この辺の──たくさんの方が来られるのでということもあるんでしょうけれども,やはり料金はそれなりにリーズナブルにしていただいて,それならば駐車場をもっとふやすような,例えば上に延ばしていただいて高い立体の駐車場をつくるとか,そういうことを考えていただくようなことはどうでしょう。 171 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 駐車料金でございますが,私どもが調べた中では,ちょっと500円ではなかったんですが,休日,時間300円,平日,時間200円ぐらいのところで上限があるというような料金が一般的かなというふうに見ております。あそこの私どもの駐車場で上限がないというのは,実は昭和63年──ちょっと古い話なんですが,水族園開業されたりなんかしたときに国道2号に待ち行列が出まして大渋滞になったというようなことで,それを解消する方法の1つというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが,時間制にして少しでも回転率を上げるということで,これは警察とか国道管理者とか地元とかいろんな方と話し合いをして,こういう料金体系に決めさせていただいております。高いか安いかと言われますと,ほかの例えば大阪の海遊館とかいろんなそういう水族園施設もございますが,ほぼニアリーなのではないかなというふうに我々は思っております。  多いときに2階建てにしてでも駐車台数をふやされへんかというご提案でございますが,先ほども申しましたように,実は並ぶのが年に30日ほどでございます。その30日が大変なことになるんですが,30日のために,ちょっと莫大なお金をかけてそこへ駐車場をつくるということにすると,ちょっと採算しないというような状況ですので,そこまではちょっと考えておりません。 172 ◯委員(大井としひろ) 考え方なんですけど,これはまたみなととも話しますけれども,実は去年の暮れに海外の──NHKが海外放送向けの映像を高取の山から須磨海岸まで撮られたんです。それを海外へ流されましてね。それは何かというと,海外から来た方々にこういういいところがあるよというのを海外放送で流していただいたんです。そのときに流れた映像を見ますと,高取山から──今,山ガールとか言われる方々がおられますけれども,海外の外国の旅行者の方々は今はもう有名な名所・旧跡をめぐるんじゃなくて,自然とかそういうところを歩きながら行くというようなそんな感覚がありましてね,須磨海岸にもそれが流れたんです。須磨海岸の秋の何もない風景,ここをその外国のプロデューサーの方が歩かれて,いいところやというようなことをされたんです。  実は,みなとにもちらっと話してますけれども,みなとも夏場のことしか考えてない。海と観光というような感覚がないんですよ。だけど,これからは夏場だけではなくて,春も秋も全部いいところやということで来ていただけるようなそういう須磨海岸,港というような,そういうことも考えていかないけないのではないかなというのは──これからみなととも話はしますけれども,そういうことも考えていきますと,夏場だけの30日間だけというようなことではなくて,1年間ずっと来ていただけるようなそんな観光志向というか,そういうこともやっぱり当然緑化協会だって考えていただかないけないのではないかなということも考えて,やはり駐車場をもっとパイをふやしていただく,それから料金もリーズナブルにしていただく,そしてバスなんかももっと入ってきていただいて,たくさん置けるようなそんなことも考えるというようなことはいかがでしょう。 173 ◯高武公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 すばらしいご提案をいただきました。私どもも収益ということからしますと,夏のいっときだけお金が入るということではなくて,1年を通じていただけるということであれば,当然料金下がると思いますし,どことどう我々調整していいのかちょっとあれですが──わかりませんが,そういう集客の機会をとらまえることができるのであれば,努力してまいりたいというふうに考えております。 174 ◯委員長(むらの誠一) 大井委員,よろしいですか。  他にございませんか。  (なし) 175 ◯委員長(むらの誠一) なければ,委員の皆様に申し上げます。  既に開会から2時間50分,約──経過いたしておりますので,午前中の審査はこの程度にとどめ,この際,暫時休憩をいたします。再開は午後1時50分より再開いたします。以上です。ごめんなさい,1時50分,失礼しました。   (午後0時49分休憩)   (午後1時51分再開) 176 ◯委員長(むらの誠一) ただいまから,外郭団体に関する特別委員会を再開いたします。  午前中に引き続き,建設局関係団体に対する審査を行います。  それでは,神戸地下街株式会社についてご質疑はございませんか。 177 ◯理事(大かわら鈴子) 済みません,浸水対策についてちょっとお伺いをしたいんですが,県の津波の想定が,津波高が2倍に上げられたということで,今各地域でも津波の避難計画が策定されていますけれども,こちらでも5月に策定をされたということで私,見せていただいたんですけれども,デュオこうべもそれから三宮の方も──さんちかの方もそうなんですけれども,津波はもちろんですが,それ以外にも今各地で豪雨があったりとかして,そういうのの浸水,そういうことのやっぱり想定も必要だと思うんですね。これまでも豪雨で,福岡ですとか東京ですとか名古屋とか,あちらこちらで地下街が浸水をして,ひどいところではお亡くなりになられた方も出ているというような状況がありますので,やっぱりこれちゃんと計画をして訓練をしていくと,そういうことが必要だと思うんですけれども,具体的に今どういうことを考えられていらっしゃるのかをお聞きしたいと思います。 178 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 総務部長の卜部でございます。  ただいまのご質問で,津波以外の豪雨等の対策ということでございましたけれども,昨年,県の方で津波の方の想定が発表される以前は,災害対策等を含めて,これまでは集中豪雨等に対する対策が基本でございました。さんちか自身は,旧生田川の河床をベースにフラワーロードができまして,周囲より6メートルほど高いような状況になっています。そういったことで,生田川等の方面からの浸水も想定しにくかったというのもありますけれども,基本的には集中豪雨等に伴う緊急増水,これに対しての対応を行ってまいりました。  ふだんからの防水対策につきましては,日ごろからの防災訓練,毎年の防災訓練等を行って準備をしております。また,雨が入ってきますときの止水板,各入り口等に対する止水板の設置等,これも訓練を重ねております。それ以前に,これまでも年に数回,警報に対して神戸市から防災指令,またその事前の段階の指示等が出ましたら,それ以前で各部門の方で雨が降りそうだという時点で先に防水設備,資材ですね,土のうとかそういったものを先に準備し始めて,いつでも次の段階に移れるような,そういった準備は豪雨等の被害が予想されるたびに,そういった準備はその都度行っております。それが実際動くことはめったになかったわけなんですけれども,そういった形でこれまで対応はしてきております。  以上でございます。 179 ◯理事(大かわら鈴子) 言われるように,繰り返しの訓練なんかが大事だと思うんですけれども,福岡とかほかのところもちょっと見てみましたら,やっぱり地下空間への入り口というのが思わぬところからの浸水があると。準備はしていたんだけれども,それ以外のところからもあったというようなこともちょっと見たんですけれども,それで大きな被害につながったというようなことを読みました。止水板なんかも,それぞれが用意はされてたんだけれども,それがちょっと機能しなかったとか,それぞれ管理者が違って,それがうまくいかなかったとかいろいろな状況があったようです。  地下街の浸水というのは,かなり短時間で起こってしまうということで,そういうことを考えれば,それをどう徹底していくかということが大事やと思うんですけれども,訓練はされているということですが,例えば買い物客とかそういうところも含めての対応はどのようにお考えでしょうか。 180 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 来街者ですね,通行者の方に対しての対策ということなんですけれども,基本的には警備等保安要員がおりますので,そちらの方を含めて周知等連絡案内を図るということを行うようにしております。短時間で水が入ってくる,他都市でよくそういった報道等でも映像がございましたけれども,そういったことも想定して,これまでの浸水対策はとにかく時間との勝負ということが基本でございました。いかに情報を仕入れて5分,10分で対策をとれるのかどうか,そういったことを基本にやってまいりましたので,そういった時間的なことについては,これまで十分訓練等は重ねてこれているのかなと思っております。  ただ,一方で止水板ですね,さんちかでもかなりの数の入り口がございますし,連結している隣接ビル等の接続もございます。そういったことで,三宮南地区安全対策協議会というものを設けておりまして,さんちかに接続するすべてのビル,地下入り口を持つ施設関係,そういった関係団体・企業等集まりまして,それぞれがいつの時点でそういったものを閉めるのか,だれが閉めるのか,そういったものは,さんちか設立直後からそういった組織団体をつくりまして,地域として対応してくるようにこれまでも長年続けてきたところでございます。  以上です。 181 ◯理事(大かわら鈴子) 関係者にそういうふうに徹底をしていただいていたら,ずっと続けていただけたらと思うんですが,お客さんとかそういう方というのは,なかなか避難経路とかわからないと──ぱっと行っただけではわからないということがあると思います。そういう人を短時間で避難誘導して逃げていただくと,安全確保するということになってきますので,例えば避難経路ですとか,何かあったときのこういうふうにしてくださいよというようなそういうのが,もうちょっとわかりやすく掲示をするだとか,例えばインフォメーションで放送を流すとか,何かそういう工夫はできないのかなということが1点と。  それから,避難訓練なんですけれども,買い物をされている方ですね,そういう方も全部含めて,あるとき日を決めて大規模に行うとか,そういう計画はいかがでしょうか。 182 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 まず,1点目の案内表示等の整備ですけれども,今回津波対策を検討する中で──これはデュオの方でございますけれども,あそこは神戸の中でも地形が変わっていまして,神戸駅が斜めになっていますもので,地下街が東西に広がっている形になるんですね。ですから,山の手の方に逃げてくださいと言えば神戸の方はわかるんですけれども,外から来られた方については,山どっち,北どっちというようなことになると。そういったことで,日常的にそういった避難経路,何かあったときはあちらですよというような表示が要るのかなというのをちょっと社内的に検討いたしました。またこのあたり,神戸市の危機管理室等と地域的な誘導経路と避難先,こういったものとすり合わせる必要がありますので,このあたりはちょっと計画を詰めていく次の段階で相談していきたいなというふうに思っております。  それから,さんちかの中につきましては,基本的に南北と東西だけのメーンストリートになっておりますので,実感として,さほどわかりにくいという意識──大阪の地下街等よく見てますので,特にさんちかはわかりやすいねというのを聞きますもので,そういった意識があったんですが,確かに初めて来た方については,山の方へ行ってくださいと言われてもわかりにくいかと思います。上の方の行き先表示は十分しておるつもりなんですけれども,またちょっと今回新たな観点で,そういった初めての方等を含めてどういった案内ができるのか,これについてはまた検討はしていきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 183 ◯委員長(むらの誠一) 訓練。 184 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 一般の方の訓練ですね,失礼しました。これまで,さんちかは年に2回,防災訓練を行っておりますけれども,基本的に朝の9時から開店前の10時という時間,通勤客の方がピークを過ぎた後と,それと店の開店前という時間でしております。  これまでも,そういった一般の方を含めた訓練はどうかなという話は過去も出たようなんですけれども,何分1日15万人から通るさんちかあたりでそういったことをするときに,十分な周知期間等含めてしないといけないだろうと。また,交通ターミナルとして身障者の方が車いす等エスカレーター等使って,さんちか使って上がっていくようなこともありまして,なかなかああいったメーンロードをそういった危機管理対応で訓練するというのは,これはちょっとかなりの1社だけで判断というのは厳しいということはあるかと思います。  本当に地域的に例えば中央区全体で考える中で,そういった訓練にさんちかが参加する,神戸地下街も参加しろ,そういったことには当然参加して協力していきたいと思っておるんですけれども,またそういった観点の訓練につきましては,先ほどと同じになりますけど,今回の避難計画ですね,これの詰めはどんどんしていきたいと思っておりますので,また神戸市の危機管理当局等とも調整しながら検討はしたいとは思います。よろしくお願いします。 185 ◯理事(大かわら鈴子) たくさんの方を巻き込んでのそういう訓練だからこそ意味があると思うんですね。関係者だけでやったって,それはそのときどういうパニックが起こって,どういう皆さんが行動をとるかというのは全く想像の域でしかないので,ぜひそういうリアルなものも検討していただきたいと思います。  例えば買い物に来られている方にそういうのに参加していただくかわりに商店の割引券を渡すとか,そういうことでお店も利用してもらう,リピーターもつくってもらうとか,そういう工夫もできると思いますので,ぜひ検討していただきたいと思います。  それから,身障者の方のことも言われてましたけれども,私も実際に,もう何年も前なんですけれども,足をちょっと骨折したときにギブスを巻いてさんちかを歩いてて,お店がまだあいてる時間ではなかったので,どこからどう上がるかというので困ったことがあったんですわ。実際通路を確認するのに困ったことがあったので,そういうところに関しても,意識づけとして身障者の方にも入っていただいて訓練をするということは大切だと思います。  特にデュオこうべなんかは津波の方でも警戒地域ですか──入っているということですので,ぜひそういう取り組みを強化していただきたいと思います。要望しておきます。 186 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 187 ◯理事(佐藤公彦) 貸借対照表の有価証券3億7,900万円上がってますね,それとその下の投資その他の資産のところの投資有価証券と2つ項目があるんですが,この有価証券のそれぞれの中身についてどういうものか,教えていただけないでしょうか。 188 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 13ページの貸借対照表でございますね。上の方にあります流動資産の有価証券,これにつきましては,MMFと申しまして,翌日に換金ができる証券でございます。1年以内──短期で換金できるものについては流動資産として扱うということで,こちらの方に上げてございます。  それから,下の方の有価証券,4億でございますけれども,こちらの方につきましては,30年満期の為替組み合わせの長期債券,こちらの方を4件購入して所有しております。  以上です。 189 ◯理事(佐藤公彦) わかりました。上の方はマネー・マネジメント・ファンド──MMFですね,短期で回していくために保有しているということなんですね。わかりました。それはそれで結構です。  では次に,神戸市からの収入の受託料1億7,200万円上がってるんですけど,この受託料という意味合いについて教えていただけないでしょうか。 190 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 1億7,200万円の受託料を上げてございますけれども,これにつきましては,神戸市の方から道路管理等で受託しているものをまとめた総額でございます。主なものとしましては,デュオこうべ山の手の公共通路に係る管理経費,これが約4,200万円,それから浜の手の方の同じく公共通路等に係る受託管理,これが1億2,700万円,これが大半を占めております。そのほかには,小規模な工事・修理等について請け負ったもの,また三宮駅,JRと阪神間の間の広場がございますけれども──大きな階段をおりたところですが,そちらの方の管理を周域業者が共同管理しておりまして,そちらの方の神戸市分を地下街の方で受託している,これは金額にして75万円ほどの受託をしております。  以上です。 191 ◯理事(佐藤公彦) ありがとうございます。管理運営費として受託しているということで,これを仮に減額をするということは,当然これはちょっと難しい話になるんですよね。受託をしているという立場上は,管理をする費用としていただいているということでよろしいんでしょうか,確認です。 192 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 管理に係る実費とお考えいただいて結構かと思います。 193 ◯理事(佐藤公彦) わかりました。受託料はそういうことで削ることはできないということだったんですけど,当期純利益としては9,700万円ほどが上がってますので,株式会社である以上は利益を上げていくということは当然のことなんですが,神戸市の外郭団体でもあって,いかにその利益分を市民サービスに還元していくかということも非常に大事な観点ではあるかと思います。  ある意味での利益確保は当然ながら,余剰に係る利益がもし上がりそうであれば,その分をいかに市民サービスの方に還元するかというふうに,そういう観点での考え方というのはお持ちなんでしょうか。 194 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 これまで地下街の方としましては,利益をもちまして地下街を維持・運営すると,これが設立当初からの考え方で設立された会社でございます。そういったことで,これまでも利益につきましては,地域還元ということは重きを置いてやってきました。配当等も含めまして,これまでも継続して行っておりますし,また,これまで大きな神戸市でのイベント事業ですね──ユニバーシアードとかポートピア’81とかございましたけれども,そういったイベントごとに会社として応分の寄附等で協力はしてきたところでございます。  また,それ以外のところになりますと,さんちかと三宮のメーンで商売をさせていただいているという会社である以上,地域の行事等,また婦人会での催し,お祭りとかそういったものについての協力・協賛,そういったところにも地元企業としては協力をさせていただいているところでございます。  以上のようなところでよろしいでしょうか。 195 ◯理事(佐藤公彦) はい,ありがとうございます。その分還元はされているということなんですけど,毎年積み上がってくる利益が──最初の話に戻って有価証券等に当然かわってるかと思うんですね。ということは,毎年資産はどんどん膨らんできて,現預金ではなくて,それが有価証券にかわっているだけの話であって,会社全体で持ってる資産というのはどんどん膨らんでいく状態にあるのかなというふうに思うんです。このまま置いておくと資産だけが膨らんでいって,それに見合うだけのサービスの提供というバランスでは欠けてくるようにも思いますので,どのあたりでその資産をある程度はとめていくというか,どんどん膨らませていくのではなくて,その分どこかで家賃の見直しで下げていくとか,そういうふうな観点も運営上は必要ではないかなというふうに思うんですが,そのあたりはいかがでしょうか。 196 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 これまでも株主資本──純資産になりますけれども,ピーク時には7億超まで1994年──地震前ですけれども,積み上げてございました。当時は現金預金等も30億近くあったわけですけれども,交通センタービルがビル全壊いたしましたので,これの再建資金43億かかりましたので,このときに資産を含めてすべて吐き出して,また一から再建を始めております。20年近くたって,また純資産は6億まで戻しておりますけれども,総資産としましては,現在68億ございますが,ここ数年は1億,2億程度,毎年総資産としては減っております。  これは不動産業としての宿命みたいなものでございまして,資産の減価償却に伴って,現金預金が同等で入ってくれば維持していって,資産がどんどん現金にかわっていって現金が積み上がった時点で,また資産化して,それの繰り返しが不動産業になるわけですけれども,なかなか家賃の低迷,特にデュオ等で家賃の低迷が激しいこともありまして,総資産が減少ぎみというところになってございます。  現在のところ,営業費用25億に対して営業収益27億,2億数千万程度の単純な収支差ございますけれども,さんちかで申し上げても,1割家賃が下がればこの収益部分が飛ぶような,見ばえ上は9,000万できてますけれども,そういった面では,ちょっと収支的にはまだまだ頑張らないといけないというような状況になってございます。  昨年度から外郭団体経営検討委員会の方でも,そういったことについて先行き収支ちゃんと立てるようにということを言われまして,まず一からということで,昨年度から配当をこれまで10%をずっと続けてきておったんですけれども,そちらの方については5%として資本の強化にさせていただくということで,株主総会等もご了解いただいて始めました。また,今後そういった基本的な経費の見直しですね,数年前に大きな入札見直しもやりまして,1億,2億の減を出したんですけれども,今後もちょっとそういったところには気をつけまして,経営改善計画,次年度の──次回の中期経営計画等にも反映できるよう今年度中に数字を詰めていきたいというふうに考えております。 197 ◯理事(佐藤公彦) はい,ありがとうございます。内容について,よくわかりました。ある程度の利益見込みは当然立てていく必要がありますが,それに見合うだけの市民サービスへの転換というふうにしっかりとしていただきながら,安定した会社経営の方をしていただきたいと思います。ありがとうございます。 198 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。 199 ◯理事(かわなみ忠一) 私も損益計算書と貸借対照表に関して,ちょっとご質問と意見を申し上げたいと思います。  まず,損益計算書を拝見したときにちょっとびっくりしたんですね。株式会社の決算書で,私こんなん見たの初めてなんですけど,営業収益と営業費用というざっくりしたのが載ってきてると。一般的に株式会社のやつやったら,販売管理費,一般管理費,この辺が明記されてるはずなんですけど,この辺がすごく株式会社でありながら,すごい役所の本当に外郭団体,役所の損益計算書を見てるんだなという気になりました。  これをもし株式会社であるならば,税務署に出している税務申告のシートございますよね,別表とかついてる。ああいうのが添付されてあれば,すごくこの会社はどういうふうな経営状態なのかなと見やすいなと思うんですけれども,そういった財務諸表に変えていただくことは可能なんでしょうか。 200 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 ただいまの損益計算書等の様式等についてのご質問でございますけれども,神戸地下街,今回初めて外郭団体特別委員会の審査に当たるということで,今回初めてこの形式の事業概要をつくらせていただきました。会社としましては,法定でございます事業報告書を作成しておりまして,神戸市の方でも1号館の方の市政情報室の方に毎年公開しております。そちらの方には通常の損益計算書,貸借対照表を載せた形で,株主様にお配りしているものと同様のものを公開しております。  今回この様式にしましたのは,審査に当たりまして,各他団体,株式会社形態のところの様式を見たところ,こういった形でそろえられていたというふうにとりまして,逆にこれでないといけないのかなと思いまして整理をしたんですが,そういった面につきましては,よりわかりやすい資料ということであれば,出すのはやぶさかではございませんので。私どもとしましても,通常の損益計算書をそのままお出しする方が手間的にはかからないということになっております。  それとあわせて,ちょっともう1点ご説明しますけれども,この中で株式の配当についての資料が入っておりません。これもついでになりますけれども,他団体を見たときにそういった資料がなかったもので,漏らしておったわけなんですけど,よく聞きますと他団体は配当がなかったということで,そういった資料がなかったということなんですけれども,この点につきましても,あわせて先ほどの関連書類一式そろえましたら,そういった資料もつくりますので,そういったところは次回検討してまいりたいと思います。 201 ◯理事(かわなみ忠一) ありがとうございます。私もこの決算資料を見て配当してないんだろうなと思ってたんですけど,ちょっと事前にお伺いしたら配当してるということで,ぜひそういった資料がちょっと欠けてるなと思いますので,今後その辺注意しておつくりいただきたいと思います。
     それと,先ほどの質問と重なりますが,受託料に関して質問したいと思います。  先ほどご答弁で,管理にかかわる実費やというご説明ありましたけれども,14ページの収入明細書の内訳を見ると,受託収入でさんちかとデュオこうべ2つ,合計3つから受託収入──神戸市から受託収入しているというのはわかるんですけれども,これは地下の道路管理の受託分やという理解をしています。その道路の面積で割ったら,さんちかは平米数──平米を月で割り込むと787円なんですね。デュオこうべ山の手に関しては1,147円なんですね。デュオこうべ浜の手に関しては,電気代はちょっと含まれているということをお聞きしましたので,ちゃんと計算してないんですけれども,仮に電気代を除いたら1,116円,平米,毎月という管理費というか,受託分になるんですけれども,これ何でさんちかとデュオこうべが受託の基準になる金額が違ってくるのかというのをちょっとお伺いしたいんですけれども。 202 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 さんちかの事業収入につきましては84万円という金額ですけれども,これにつきましては,さんちかに隣接しております阪神前の──5社協定広場と呼んでおりますけれども,神戸市の証明書の発行コーナーとかがあるところですが,そちらの方の管理費としていただいている分でございます。  デュオこうべ山の手と浜の手につきましては,公共通路,それにつきましての管理費ということで,さんちかにつきましては,通路管理費としては委託をいただいてはおりません。  以上でよろしいでしょうか。 203 ◯理事(かわなみ忠一) というと,さんちかに関しては通路の管理というのじゃなくて,デュオこうべのみ通路の管理なんで,広場の管理よりか──5社協定のやつよりは高いという考えでよろしいんですか。 204 ◯中島建設局長 ちょっと補足になりますが,さんちかの場合は全体を──空から見て躯体がある全体を道路占用物件として占用料をまずいただくんですが,そのときに,その間に公共通路部分がありますので,その分の管理費見合いを差っ引いて──占用料を減免して,占用料をいただいているという仕組みになってございますので,そういう意味で,管理用に別途何か金をもらっているという構図になってないというところは少し違いがございます。 205 ◯理事(かわなみ忠一) ちょっといまいち理解できないんですけれども,さんちかが大きなテナントビルだとすれば,私のこのイメージで言うと,通路のために地主がお金を払っているようなイメージであるんですね。普通のテナントビルでしたら,通路に対して地主はお金を払わないじゃないですか。テナントが案分して当然家賃というのは発生していると思うんですけれども,当然このさんちかとかデュオこうべというのは公共の通路という認識はあるんですけれども,全体を商業施設というか1つの建物と考えれば,この受託収入というのは少し過分なような気がするんですけれども,その辺いかがなんでしょうか。 206 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 デュオこうべの方で申し上げますと,デュオこうべの通路につきましては,これはすべて神戸市の資産でございます。通路の上の舗装から壁面,天井,こういった材料等,電気設備等も含めて神戸市の道路として建設されたものになっています。その隣にあります店舗部分,これにつきましては,同時に建設されておりますけれども,地下街が費用を負担して建設,取得したものになっております。  神戸地下街としましては,隣接しておりますそういった店舗部分を管理する者が公共通路等を管理することが,これは適当であると。これは地下街建設ころから,国の方の建設省等の方針で,そういった者に一体管理させることというものがありましたので,地下街の方が受託をして管理しているという形になっております。  デュオこうべの浜の手につきましては,これは都市計画総局事業でございますけれども,通路・店舗含めて神戸市の方で建築した財産になっております。店舗につきましては,神戸地下街が賃貸借を受けまして,それをサブリースという形でテナントを入れてショッピングセンターを運営していると。また,それにあわせて,公共通路の管理も受託をいただいている。これにつきましては,デュオこうべの浜の手の建築協議を国等と行ったときに,その受託管理者──公共通路の管理も含めて神戸地下街を想定して協議を行って,その上で了解を得たと。そういった経緯で,神戸地下街が受託管理しているといったような形になっております。 207 ◯理事(かわなみ忠一) 背景はわかりましたけれども,この受託収入がないと,この神戸地下街株式会社は営業利益が出ないんだなという形なので,ぜひその辺もう少し受託収入を見直しというか,図っていただきたいなと考えます。  それと次なんですけれども,貸借対照表の中で施設改装引当金というので6億7,000万引き当てられていますけれども,このやっぱり大きな地下街なので,大規模修繕計画とかがあると思うんですけれども,この報告書には全くそれが述べられてないんですけれども,要はそういう計画があるのかどうか,プラスアルファ実際やらなくてはいけないときに,この積立引当金で足りていくのかどうか,その見通しをお伺いしたいんですが。 208 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 今現在のところで,例えば10年後に建てかえ等を行うといったような具体的な計画としては持ってはございません。これまでさんちか,デュオこうべにつきましては,5年・10年毎の5周年・10周年──周年事業といった言い方をしますけれども,こういった事業ごとにある程度のリニューアル,また10年,20年の節目のときには大きなリニューアルを行いまして,最大は1985年に行いました45億ほどかかったリニューアルがございます。ただ,現在の経済情勢を見まして,そういったものをかけてまで費用効果が見られるのかというと,なかなか想定ができませんので,現在のところでは,直近で見えています50周年想定しまして,店舗等のリニューアル等を検討はしております。  一方で,施設整備関係,これについては,中期経営計画の中で長期営繕計画を出しておりまして,今後5年等の間で中央監視盤,それからエアコン関係,そういったものを含めまして15億程度の修繕計画を織り込んで計画を立てております。  この施設改装引当金につきましては,そういった改装をしたときに損金が出る──それまであった資産を取り壊して改装する必要がありますので,そういったものを引き当てるということで,大体総額見当の2割から3割程度,工事費のそういったものを見込んで積み立てておりますけれども,それに見合う工事ですね,それについてはこれから具体的な内容は詰めていきたいというふうに思っております。  以上です。 209 ◯理事(かわなみ忠一) 今おっしゃられた長期営繕計画というのがあって,それが15億円ほどかかるというか──で計画ということですね。それは計画がきちんとあるというわけですね。わかりました。  受託収入に関して,やはりこれ見直しをちょっと図るべきやなと思うので,ぜひこれも神戸市の市税が投入されているということをかんがみまして,ぜひきちんと見直していただきたいということと,やはり利益を上げなくちゃいけない株式会社ですけれども,かなり公益性が高い会社だと認識しますので,たな子いじめにならないように,ぜひたな子に還元できるような形で経営いただければなと考えますので,よろしくお願いいたします。  以上です。 210 ◯委員長(むらの誠一) 要望でよろしいですか。  他にございませんか。 211 ◯委員(山下てんせい) それでは,私も先ほど佐藤理事の方からありましたが,投資有価証券の内容について質問いたします。  投資有価証券の中身については事前に情報の方をいただいておりまして,その中で,欧州復興開発銀行債,これ三菱UFJ,モルガン・スタンレーの債券だと思いますけれども,1億円を30年満期で2種類持っていらっしゃるということになっております。欧州復興開発銀行債に関しましては,あくまで投資有価証券とありますので,投資目的,つまり1億円からふやすための債券であると考えるのですが,その一方で,昨今,欧州の方の通貨危機,皆さんもご承知のとおりでございます。国の信用の問題が出てきております。そういった意味では,この有価証券,処分が今直ちにできるのかできないのか,お答えください。 212 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 現在所有しておりますこの4億の債券でございますけれども,これにつきましては,毎年金融機関の方から評価時価をいただいておりますけれども,それぞれ1億に対して7,400万,6,900万,6,800万といったような時価でいただいております。現在のところ,処分──手放しますと,この金額になるということでございます。  以上です。 213 ◯委員(山下てんせい) やはり,そういう形になるんですね。ということは,もう時価の時点で元本割れを起こしておると。私も債券のことについてはそんなに明るい方ではないのですが,これは,いわゆる仕組み債ではないかと私もとらえておりまして,昨今,地方自治体におきましては,この仕組み債におきまして,やはり被害の方を受けておると。朝来市においては大問題が起きました。また,2009年時点では,神戸市は仕組み債を165億円購入して29億7,300万円の評価損を出しております。このまま30年満期までこの債券を保有すれば,最終的に元本は保証されるという性格のものであると思っておるのですけれども,今後この債券に関してはどのように取り扱うつもりでしょうか,お願いします。 214 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 各債券,平成15年度に購入したものが3件,19年に購入したものが1件ございます。この4件につきまして,これまで得た収入利息がございます。この利息分を今後一切利息が生じない状態でいった場合,つまり,今まで得た利息だけが30年間の利息だとした場合につきまして,各債券での30年の利回りは0.64%,0.99%,1.01%程度の金利になると計算はできます。これにつきまして,現在の一般的な定期預金等よりは高い金利で出ておりますので,30年持ち続ける限りは会社としての損は生じないとは考えております。ですから,今の時点で損を生じた部分とどうこう──相手方に対してどうこうということも含めて,会社として今すぐに動くつもりはございません。  ただ,会社としまして,この4億につきましては,30年,いわゆる塩漬けになるのは事実でございますので,大規模改修等で現金が要ったときに,この4億については手がつけられない,4億分について必要であれば,一時借り入れ等を含めて手当てをしていかなければいけない,そういったことについて問題として持っておるつもりでございます。  以上です。 215 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。やはり塩漬けになるということは織り込み済みというか,そういう形になってしまうのかなと思います。  私が申し上げたいのは,やはり企業ですから,投資で利回り──自分が持っている資本をふやしていくという考え方は基本当たり前のことだと思うんですけれども,やはり昨今の情勢,不測の事態もあったかと思いますけれども,やはり公社というか,外郭団体である以上,もっと安全かつ柔軟性のある形で資本を保有した方がよいのではないかと私の方は考えとして述べさせていただきます。  あともう1点,経営改善の取り組みの中でのコンサルのことについてです。ページ数は16ページの1の(3)ですね。  そちらのコンサルタント名がヴィジュアル・ジャパンと伺っております。このヴィジュアル・ジャパンさんと契約に至ったいきさつを教えてください。 216 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 ヴィジュアル・ジャパンとの契約につきましては,かなり以前からの契約であると聞いております。さんちか,もう昭和の時代からやっておると聞いております。こういったコンサル会社というのは,個人運営者が集まって運営する会社というのが非常に多うございまして,ヴィジュアル・ジャパンにつきましても,中身にかかわっている職員,役員等を含めて,いろいろ動きながら,メンバー的に出たり入ったりしながらやっていっている会社でございます。  実際には,そういったところとコンサルタントをするについては,当初いろいろな会社でリーシング等の情報も含めて,さまざまな会社から情報を得ながら営業しておったんですけれども,その中の1社としてヴィジュアル・ジャパンの方が出てきておったと。また,その中で店舗運営等につきまして見識を持っておりまして,この会社に今も継続してお願いしているような状態でございます。  具体的に申しますと,日本ショッピングセンター協会という大きな業界組織がございますけれども,そちらの中で発行されています業界の手帳ですね──用語集とか,そういったものについても,このヴィジュアル・ジャパンの方が編集員として参加されるなど,能力的にも,また動き的にも指導面でも適切な会社であるということで,ずっと契約を続けているところでございます。 217 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。ヴィジュアル・ジャパンに関しては,特に調べたところ,健全なコンサルタント会社であるというふうに思っておりますので,その指導に関して1つ1つ確認するまでもないことではあるんですが,1点だけ,これはちょっと確認しておきたいことがあります。といいますのは,昨年の11月17日からスタートした麺ロードですね。この麺ロードは,ラーメンの店舗4店舗で売り上げを対決すると。売り上げの下位店舗については契約更新時に退店してもらうという,こういうシステムになっています。  実は,この同等のシステムをとっているラーメンパビリオンというものが,実は各地にいろいろ点在しておりまして,私が今手元に持ってある資料の方は,仙台市の青葉区にあったラーメン国技館仙台場所というところですね。平成15年に開場したんですけれども,実は,このシステムで全国にたくさんのラーメンパビリオンをつくったんですが,やはりことごとく閉鎖に追い込まれているんです。結局,この仙台・青葉区のラーメン国技館仙台場所も平成20年2月29日をもって閉鎖されました。つまり,ビジネスモデルとして4年ないし5年間で,その寿命を終えてしまったということになるんですけれども,麺ロードを平成23年11月17日にオープンして,全く同じシステムで,このさんちかにおいて展開されておるわけです。  私としましては,こういった今までのビジネスモデルから考えて,今確かに爆発的な集客の能力を持っているイベントであるとは思うんですが,やはり先が短いのではないかと考えざるを得ません。この麺ロードのプランニングにヴィジュアル・ジャパンがかかわっていたとしたら,ヴィジュアル・ジャパンは過去のそういった経験に基づいて行動しているのかどうか,ちょっと若干いぶかしくなってしまう話になります。その点について,麺ロードの企画元が一体どこだったのかというところから教えていただきたいと思います。 218 ◯卜部神戸地下街株式会社総務部長 昨年11月にオープンしました麺ロードでございますけれども,あちらの部分につきましては,さんちか当初からいろいろ変遷をしております。市役所からの人間にしますと,通勤経路として非常になじみの深いところであるんですが,地下街としましては一番南端にあるということ,車を利用しての来街者が減ってきていることなども含めまして,近年特に入れ客について課題を生じているところでございます。過去には本屋等でいろいろにぎわった時期もございますけれども,現在のところ,食堂関係,飲食街として運営をしております。  その中で,今回麺ロードにしました一画ですけれども,こちらにつきましては,1事業者──さんちかのテナントさんでございますけれども,そちらの方が一画入っておられまして,その中をいろいろな形態で店舗の運営を変えながら,これまで継続していただいたものでございます。昨年こちらの方の販売促進の部長の方と,そちらの方の会社の方といろいろ先の話を相談した中で,神戸の方の中で比較的簡単に食べられるもの,そういったものがさんちかにも欲しいねと。具体的にその事業者さんはラーメン屋さんなんですが,さんちかにもともとあるラーメン屋さんでありながら,あっちにそういった麺ロードをつくることは,会社としては余りいいことじゃないなという雰囲気はあったんですけれども,いろいろ話す中で,やっぱり企画づくり,そういったことに協力したいということで,これについてはさんちかの方とそちらの麺の事業者さんとのコラボレーションで企画した事業でございまして,これについてはヴィジュアル・ジャパンの方は関知はしておりません。店の装丁等内装につきましては,別の事業者さん,内装コンサルタントには入っていただきましたけれども,会社とテナントさんとの合同事業となっております。 219 ◯委員(山下てんせい) ありがとうございます。今のお話をそのままとらえるならば,偶然の一致というか,コンセプトが同じであったというふうに考えるようにしたいと思います。  ただし,そうであるならば,逆に過去に失敗した例というものがありますし,それにやはりヴィジュアル・ジャパンさんがかかわっていることは,これは恐らく間違いのないことであろうと私も確信しております。  ですので,麺ロードの今後の利活用であるとか,あるいは広告・宣伝も含めて,ちょっと慎重に運用の方をされていくことをお勧めしたいと,これはちょっと提案とさせていただきます。  私からは以上です。 220 ◯委員長(むらの誠一) 他にございませんか。  (なし) 221 ◯委員長(むらの誠一) 他にご質疑がなければ,建設局関係団体の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。 222 ◯委員長(むらの誠一) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  次回の委員会は,8月2日木曜日午前10時より,28階第4委員会室において,企画調整局関係3団体,公益財団法人先端医療振興財団,神戸都市振興サービス株式会社及び公益財団法人神戸都市問題研究所の審査を行いますので,よろしくお願いいたします。  なお,改めての開会通知は省略させていただきますので,ご了承願います。  本日は,これをもって閉会いたします。  どうもご苦労さまでした。   (午後2時37分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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